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VOL.490 Sさんの"感謝ノート"のこと

2012年11月04日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.490 2012/11/4
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今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・編集長コラム Sさんの"感謝ノート"のこと
・マイライフストーリー 第一回 赤ちゃんはできるもの?
・お知らせ
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2011年11月2日 注目のテーマ
第68回アメリカ生殖医学会ハイライト
http://www.akanbou.com/topics/topics/68.html
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2011年10月30日 最新ニュース
魚油のサプリメントが子宮内膜症による癒着を抑制する(動物実験)
http://www.akanbou.com/news/news.2012103001.html
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編集長コラム Nov.2012_______________________________________________
 
Sさんの"感謝ノート"のこと
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あることがきっかけでメールをやりとりするようになってかれこれ5年にな
るSさんから不妊治療を卒業したとの知らせをいただきました。

子どもをあきらめたと言えば、ウソになるけど、ようやく、これから二人の
生活を楽しもうと思えるようになったと。

一時、「やめたいけれどもやめられない」というメールをもらっていたので、
いろいろな葛藤があったのだとは思います。

ただ、とても印象に残っているのはSさんの"感謝ノート"のことです。

毎晩、その日を振り返って、ちょっと強引にでも(笑)、感謝に値する出来
事を書き留めるノートです。

不妊治療を受けていると、悲観的になることが多かったので、そんな気持ち
を紛らわせるために始めたのだそうです。

とにかく、日課として感謝ノートをつける、そうすると、何もなかったよう
な日でも、最悪だった日でも、なにかしら感謝すべきことが起こっているこ
とに気づいたと言うのです。

そして、そんなふうに感謝ノートをつけていると、普段の生活の中でも、些
細なことに喜べるようになったのだそうです。

私の目から鱗が落ちたのは、"どうしたら妊娠できるのか?"を求め続ける
毎日から、次第に"どうしたら毎日が充実するのか?"と、前を向けるよう
になったと、Sさんから教えられたときです。

子どもを持つことそのものではなく、『充実した毎日の生活を過ごすこと』、
それこそが、二人が結婚した目的でしょう。

不妊治療は、あくまで、一部のカップルに子どもが持てるように補助してく
れるだけです。

生活を充実させるのは、子どもを授かっても、授からなくても、二人が日常
で、"喜べることを見出せるかどうか"です。

ただし、そのことを頭ではわかっていても、現実には、自分を責めたり、自
分に烙印を押したり、夫や両親に申し訳なく思ったり、世間の価値観が気に
なったりして、簡単にできることではないと思います。

ところが、治療の終了を決断すること、子どもを授かることができなかった
自分たちを認めること、子どもを持つことが幸せな人生の必要条件ではない
ことを自分たちで見極めるために必要な力を、"感謝ノート"が与えてくれ
たというのです。

日常の喜びをいつから見出すか?

今からでしょう。

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↓編集長コラムバックナンバー
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/

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マイライフストーリー________________________________________________

・マイライフストーリーについて

今週からマイライフストーリーがはじまります。マイライフストーリでは、
私たちとご縁のあった方々に、赤ちゃん待ち期間をどんなふうに過ごしたの
か、語っていただきます。

はんなさんのライフストーリです。まずは、ご本人からのご挨拶からです。

・はんなさんのライフストーリー

「妊娠しやすいカラダづくり」を購読されている皆様、はじめまして。

はんな(ペンネーム)です。アメリカで4年、日本で1年間不妊治療を受けま
した。

治療を始めてから5年の間、妊娠も流産も一度もできず、落ち込んでばかり
で、赤ちゃんはほとんど諦めていましたが、それでも治療のかたわら、自分
のためでもある、と食事内容を見直し漢方、鍼灸を試しておりました。

治療を始めて5年目の2011年5月、日本での体外受精後に初めての妊娠
反応、一度目は流産し、その翌月、再度の体外受精で妊娠し、今年の2月に
第一子を授かりました。

今回はご縁あり、アメリカで始めて日本で引き続き行ってきたこれまでの治
療の経緯を、3か月に渡ってご紹介する機会を頂戴しました。

こちらを通じて、不妊にまつわる悩み、海外での治療・手術経験などを皆様
とシェアさせて貰い、何かの参考にして頂けたらとても嬉しいです。

また、皆様のお考えや日々感じている事等、何でも結構ですのでお聞かせ下
さい。

どうぞ宜しくお願い致します。


第一回 赤ちゃんはできるもの?______________________________________

さて、私こと「はんな」、現在37歳になります。

元々はIT系企業に勤めており、10年前の27歳に結婚、仕事が好きだっ
たのでその後も引き続き朝9から夜20時まで毎日忙しく働き、子どもを持つ
ことは、特に考えずにいましたが、私31歳、主人35歳になったところで、主
人にニューヨークへの辞令が下りました。

これを機に、「そろそろ」かなと思い立ち、仕事を辞め、先に渡米していた
夫に合流しました。

当時は、日本の家族や友人、そして好きな仕事から離れる寂しさがありまし
たが、でも同時に新しい生活への期待の方が大きかった気がします。

それでもアメリカに渡ってから最初の頃は、慣れない場所と言葉に四苦八苦
の日々でした。まだ友達がいない時期、家に居ても寂しくなってしまうので、
昼間は英会話の学校に通い始めます。夜は、まだ見ぬ我が子を夢見ながら
「励む」日々。

そうしているうちに3か月経ち4か月経ち、あっという間に半年が過ぎまし
た。元来好奇心旺盛な性格でもあるので、あちらこちらに顔を出し、直に周
囲の環境に慣れ、友達もできました。

友人や家族からの何気ない「子供はそろそろ?」にも、まだ笑顔で、「がん
ばってるのよ~」と返す余裕のあったあの頃...。

というのもこの時期、パートナーと仲良くしていればすぐに妊娠できる、と
簡単に考えていたのです。

排卵日すら調べていませんでした。

そんな呑気な「妊活」が、更に時間が経ち、もろくも崩れ去ります。

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はんなさんへのメールをお寄せください。
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私たちはお子さんを望まれるカップルを応援します。

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編集後記____________________________________________________________

秋になったとは思っていましたが、最近の朝晩の冷え込みで、本当に秋を実
感するようになりました。

これからの季節、あたためることに手を抜けませんね。

ただし、むやみにあたためればいいという訳ではないようで、そこをあたた
めると身体全身があたたまるという、ポイントがあるそうです。

その一つが、「首」だそうで、首をあたためると、周辺の血流がよくなって、
頭痛や肩こりがましになることも期待できるのだそうです。

そこで、マフラーです。

嬉しいことに、最近は、真冬だけでなく、いろいろな季節にまけるような素
材の、ちょっとおしゃれな首まきが増えました。

なので、1年中、マフラーをしていても平気です。

ハラマキとクビマキ、必需品です。


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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.490
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理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
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