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妊娠しやすいカラダづくり No.540 2013/10/20
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今週の内容__________________________________________________________
・連載企画:第16回 脳内リセット~笑いましょう!
・編集後記
アンガーマネジメントで妊娠しやすいココロづくり______________________
第16回 脳内リセット~笑いましょう!
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こんにちは。
先日、久しぶりに友人たちと「お笑いショー」なるものを観に行ってきまし
た。マイアミなので英語・・・と思いきや、実はフランス語のショー。本国
フランスではかなり人気の高いガッド・エルマレのワンマン パフォーマン
スです。
とにかく、笑いました!
ジョークやお笑いって、どうしても母国語のものでないと分からないことや、
言葉は理解できても「それのどこが可笑しいの?」となってしまうこともあ
るのですが、この日は普段私が日常的に感じるアメリカ、フランスの文化の
違いや、双方の国民性の不可思議なんかをネタにジョークが展開されていた
こともあって、理解度もまずまず、とにかく共感できて笑えました。
さて、みなさんは最近笑いましたか?
「笑う角には福来る。」子どもでも知っている言葉ですが、それが本当だと
知っているおとなはさて、どのくらいいるでしょうか。
日頃のストレスや忙しさで、笑うことを忘れてしまっていませんか?
笑うことがストレス解消になることは、なんとなく合点がゆきますよね。で
も実は科学的にも証明されていることなのだそうです。リウマチ整形外科医
の吉野槇一氏は、笑いと涙によって、ストレスを生む脳内の環境をリセット
することが可能だ、と提唱しています。笑うことによって免疫をつかさどる
リンパ球が増え、笑った後の血液検査では数値がよくなることを実証してい
ます。確かに、私もお笑いショーのあいだ2時間ほど、日常をすっかり忘れ、
ステージにたつ人の話に集中し、そしてたくさん笑ったことで、その後の血
中成分の値こそ計ってはいませんが、頭とからだがすっきりした感覚をはっ
きりと体験しました。「あ、こういう感覚久しぶり。楽しかったな。また来
たいな。」と、そんな気持ちに。
あかちゃんのことに気持ちが集中したり、治療で思い悩んだりしていると、
自分がいかに人生のさまざまなことを楽しむ気持ちを忘れてしまっていたか
に気づく時があるかと思います。それは、気づいた時が幸い、その気持ちを
忘れないでいてください。
思いっきり泣くことでも、笑いと同様に脳内リセットができると、吉野氏は
おっしゃていますが、今日ここでは、笑いにのみフォーカスしてみました。
思いっきり泣いてすっきりしてみたい!とおっしゃる方はそれも試してみて
ください。あ、でも思いっきり「怒る」ことは、脳内リセットにならないよ
うですし、アンガーマネジメント的にもNG!!!です。(怒りは爆発させると、
すっきりするどころか、余計に怒りやストレスが増すことも科学的に実証さ
れています。)
さあ、笑って泣いて、みなさんにとって今日も穏やかで健やかな一日となり
ますように。
(ロワ佐奈子)
*この連載は隔週でお届けしています。
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編集後記____________________________________________________________
深夜の配信になり申し訳ございません。
The Fertility Dietの著者のハーバード大学のチャバロ先生との面会、
アメリカ生殖医学会の見学は、とても実り多いものでした。
日曜夜に帰国の予定でしたので、このメルマガは配信登録していたのですが、
たった今、うまくいっていなかったことに気づき、この時間になって慌てて
配信し直している次第です。
せっかくなので、この後期は書き換えます。
チャバロ先生へのインタビュー記事や皆さんに参考にしてもらえそうな研究
発表などは、次号以降で改めてご紹介します。
公称の参加者が日本の生殖医学会の約10倍ですからとにかく大きな規模で
したが、企業展示などをみていても、製薬会社や生殖医療関連の医療機器の
他に、卵子や精子の提供、そして、遺伝子検査(特に出生前診断)やそれに
伴うサービスの展示がとても多いのが日本と様子が違うところでしょうか。
アメリカでは女性の年齢が35歳を過ぎて、体外受精が何回かうまくいかな
けれれば若い女性からの卵子の提供を検討するようです。
実際に2010年では卵子提供による妊娠数は18306件で、この10年
で1.7倍に増えたとのこと。全体でみると2010年の高度生殖医療の全
治療周期の11%が卵子提供によるものだといいますから10%の割合です。
卵子の提供を受けた女性の平均年齢は41歳、卵子を提供した女性のそれは
28歳で、この傾向がこの10年でも変わっていないそうです。
ただ、単胎児で妊娠期間や出生児体重も標準である出産は全体の4分の1で、
20%弱だった10年前に比べてよくなっています。
そして、アメリカでも30歳後半から妊娠を目指す女性が多いので、これか
ら卵子提供を受けて妊娠を目指すことを希望する女性は増える傾向にあるよ
うです。
アメリカの女性も卵子提供ではなく、まずは、自分の卵子で妊娠、出産を目
指すのですが、2~3回の治療(!)で妊娠に至らなければ、やむなく、卵
子提供に切り替えるケースがほとんどと言います。
もしも、日本でも卵子提供で妊娠を目指せる環境が整えば、治療成績が低い
にもかかわらず、可能性があるならばという思いでチャレンジし続ける治療
は少なくなるかもしれません。
日本は高度生殖医療技術は、特に、凍結技術については、ダントツで世界一
ですから、尚更のことと思います。
一方、サプリメントや治療をサポートするサービスの企業展示も多かったで
す。
とにかく、治療にかかる費用がアメリカは半端無く高いので、自分の責任で
治療環境を整えて、少しでも治療成績を高くするために自分で勉強して、自
分で努力したいという意識は高いようで、それをサポートする製品やサービ
スも、当然、質の高いものになるようです。
妊娠を目指すカップルが自ら情報を得て、自分で考えて、治療に望むために
サポートするというのは、私たちの考え方に通じるもので、大変参考になり
ました。
次号ではアメリカ生殖医学会ハイライトをお送りします。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.540
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編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
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