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VOL.616 ふたりの生活はふたりがつくる

2015年04月05日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.616 2015/4/5
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今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・編集長コラム:ふたりの生活はふたりがつくる
・私たちが運営するクラス:体外受精のためのヨガセラピー
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2015年4月1日 最新ニュース
残留農薬の多い野菜や果物の摂取と精子の質の関係
http://www.akanbou.com/news/news.2015040101.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


編集長コラム Apr.2015_______________________________________________
 
 ふたりの生活はふたりがつくる
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━ 春に断トツで妊娠していた時代があった

新年度がスタートしました。

桜が咲き乱れ、気持ちがあらたまり、新しい生命の息吹きを感じることが出
来る季節です。

「春」は、植物にとっても、動物にとっても新しい生命を育む力が溢れる時
です。

私たち人間も生き物なので、やっぱり、春は妊娠しやすくなるのかなと思い、
厚労省の統計サイトにある月別出生数をチェックしてみました。

すると、統計がはじまった明治32年から戦前、そして、昭和40年頃まで、
出生数は月の差が大きく、1〜3月が飛び抜けて多いものの、4月には大き
く落ち込み、6月に最低になり、その後は徐々に増えていくという傾向が続
いています。

予想通りというか、やっぱり、人間も、妊娠は4〜6月の「春」が断トツで
多く、7〜9月の「夏」が極端に少なくなっていました。

厳しい冬が終わって春の陽気がやってくると、「むくむく」と性生活が盛り
上がり、ただでさえ寝苦しい真夏の夜には性交回数も減ってしまうことは容
易に想像できます。

実際、精子をつくる働きは「暑さ」に弱く、男性の精液中の精子数は、冬か
ら春にかけて多くなり、夏には少なくなることが知られています。

ですから、春の妊娠が最も多くなり、夏に最も少なくなるのはよくわかりま
す。

ところがです、昭和45年以降、最新の統計まで、月別出生数の差はほとん
どなくなり、ほぼ、フラットになっていきます。

つまり、昭和40〜45年頃を境に、妊娠するのに季節の影響を受けなくな
ってしまうのです。

この、あまりに明確な現象に驚いてしまいました。

━ 選択肢の急増と引き換えに

昭和40年代の頃から、「春の陽気」に誘われたり、「夏の蒸し暑さ」に萎
えたりすることが、それまでに比べて、少なくなったということでしょうか。

多分、そういうことなのでしょう、あくまで私見ですが。

自然環境が変わったわけでもなく、人間の体の仕組みが変わったわけでもあ
りませんからね。

ちょうど、この頃から日本は経済的に豊かになり、自家用車やエアコンをは
じめとした文明の利器が普及しだして、生活が便利で、快適になります。

その結果、自然環境からの制約がそれほどでもなくなったことによるもので
しょう。

そして、自然の制約が少なくなるにしたがって、あらゆる日常生活の場面で
選択肢がどんどん増えていきます。

それまでは、そうせざるを得なかった、そうするしかなかったのに、こうす
ることができるようになり、ああすることもできるようになるというふうに。

このように、生活環境面では、自然の制約から解放され、快適に過ごせるよ
うになった一方で、生殖環境面では、自然がつくりだす「妊娠どき」を察知
しづらくなっていったわけです。

ここでいうところの「妊娠どき」とは、大自然のサイクルからのエネルギー
が満ち、妊娠する力や育む力が高められ、その結果、妊娠、出産数が増える
ことになる時期、そんなイメージです。

━ ふたりの「妊娠どき」をふたりで決める

自然の制約に従わざるを得なかった昔は、ある意味、なにも考えずに、流れ
にまかせておけばよかったのかもしれません。というか、選択肢さえ存在し
なかったわけですから、そうせざるを得なかったわけですが。

ところが、そんな制約が少なくなった現代では、もちろん、もっと自然にふ
れあい、野生に戻り、妊娠のためのエネルギーを得ることも含めて、それも
含めて、「妊娠どき」をふたりできめることが、ますます、大切になってい
るように思えてなりません。

ふたりで、ふたりにふさわしい、妊娠、出産、子育てのための環境をつくる
ということです。

選択肢がいっぱいある中で、なにも考えず、より便利さ、より快適さだけを
求めて、流れにまかせていると、「なんでこうなった?」なんていうふうに
なってしまいかねないと思うのです。

自分たちは「どうしたいのか」を大切にし、ふたりの生活をふたりでつくっ
ていく、そんなイメージです。

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↓編集長コラムバックナンバー
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/
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編集後記____________________________________________________________

今日は、これから、名古屋駅前(ウインクあいち)にて、シティリビング主
催の「第3回女性のカラダ 妊娠・出産スタートday」が開催されます。

妊娠・出産に向けての知識を深め、今できる体のケアを学べるイベントで、
私たち「妊娠しやすいカラダづくり」編集室ではブースを出展、食生活の診
断コーナーを設けます。

「あなたの食生活を診断、アドバイスします!」ということで21のチェッ
クシートに答えていただくと、食生活診断結果と妊娠、出産にふさわしい食
生活のためのアドバイスシートと小冊子をお渡しする予定です。

その結果は、あらためて報告する予定です。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.616
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理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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