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VOL.623 早く起き、太陽の光を浴びて体を動かし、夜は暗くする

2015年05月24日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.623 2015/5/24
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今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・今月の特集:早く起き、太陽の光を浴びて体を動かし、夜は暗くする
・ヨガセラピー:6月コース受講申込受付中!
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2015年5月24日 授かるレシピ
【授かるベーシックレシピ】ぎっしりほうれん草のスパニッシュオムレツ
http://www.akanbou.com/column/recipe/20150524.html
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2015年5月21日 曇り時々雨、のち晴れますように
不妊カウンセリングの実際(2)
http://u666u.info/lfYJ
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2015年5月21日 美味しく楽しく食べよう
太り過ぎや肥満の予防のための食事・栄養
http://www.akanbou.com/column/eat/20150521.html
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2015年5月21日 最新ニュース
ビタミンB6、B12、葉酸の妊娠力低下予防効果
http://www.akanbou.com/news/news.2015052101.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


今月の特集 May.2015_________________________________________________
 
 早く起き、太陽の光を浴びて体を動かし、夜は暗くする
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卵胞の発育や成熟、排卵などの妊娠のプロセスが進むのは、脳の視床下部と
呼ばれるところが「司令塔」として、「卵を育ててください!」とか、「排
卵させてください!」というような指令を、それぞれの臓器(持ち場)にホ
ルモンによって伝えているからです。

この司令塔は、ただ単に、指令を出すだけでなく、体の外や内の環境を敏感
に「察知」して、妊娠に有利な時かどうかを「判断」し、生殖機能を「コン
トロール」するという役割も担っています。

その「司令塔」に「時」を知らせるのが「体内時計」です。

つまり、妊娠を見えないところで支えているのが「体内時計」なのです。

もしも、「体内時計」に多少でも「誤差」が生じてしまうと、ホルモンの分
泌異常をはじめ、その「誤差」は連鎖的に生殖システムを伝わり、妊娠のプ
ロセスを滞らせてしまいかねません。

それは、女性だけでなく、月経サイクルがない男性でも同じことです。

妊娠を望むカップルにとって、「体内時計」を正常に保つことほど大切なこ
とはないと言っても決して過言ではないのです。

まずは、体内時計が私たちのあらゆる健康を維持するのにとても、とても重
要であるということを知っておきたいと思います。


━ 体内時計のメンテナンスは「光」がカギ

次に、知っておきたいのは、体内時計はなにもしなければ徐々にくるってし
まう宿命にある!ということです。

なぜなら、1日は24時間サイクルなのに、体内時計は25時間サイクルだ
からです。

そのため、体内時計は常に「リセット」し、メンテナンスし続ける必要があ
るのです。

もしかしたら、体内時計のリセットのことなんて誰も教えてくれなかった!
と思っている方がいるかもしれません。

それもそのはず、体内時計のリセットなんて意識しなくても、「普通に生活」
していれば、勝手にリセットされていたからです。

体内時計に最も影響を及ぼすのは「光」です。

朝や昼には太陽光を浴び、夜は真っ暗にする、すなわち、メリハリの効いた
光のあたり方をすることで体内時計は自然にリセットされ、狂いを生じるこ
とはありません。

ところが、日中も室内で過ごし、夜は夜で明かりにさらされるような「不自
然」な光のあたり方をしていると、体内時計のリセットが不十分で、慢性の
軽い「時差ボケ」状態になってしまうのです。

晴天時の屋外の自然光は軽く1万ルクスを超え、夜は最大で数ルクス程度と
大いにメリハリが効いていますが、室内照明は朝も昼も夜も数百ルクスと全
くのんべんだらりとしています。

日中も夜も室内で過ごすことがどれくらい異常な「光環境」なのかがよくわ
かります。

そこに、最近のスマホの普及によって夜の明るさに拍車がかかり、体内時計
にとって大きな脅威になりつつあるようです。

その結果、現代に特有の光環境では体内時計のリセットがうまく働かなくな
るどころか、体内時計をどんどん狂わせ、実際の生活と体内時計の間にずれ
が生じ、知らず知らずのうちに、心身の不調を招いているだけでなく、生殖
機能を低下させ、生活習慣病のリスクを高めてしまっているのです。

「光」は私たちにとって大変な脅威になり得るものだということを是非とも
知っておきたいと思います。


━ 早く起き、太陽の光を浴びて体を動かし、夜は暗くする

体内時計をバッチリ働かせ、妊娠力を維持するためには、ずばり、24時間
営業的な現在の都会型生活を根本的に見直すことです。

そうすると、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンがしっかりと分泌され、
体内時計が常に調節されるようになります。

いろいろな理由から決して簡単なことではないは思いますが、人間の体の仕
組みがそうなっている限り、私たちのほうがそれに合わせるしかありません。

具体的には、メリハリの効いた光のあたり方をすること、これに尽きます。

朝、早く起き、太陽の光を浴びながら、運動し、夜は真っ暗にして早く寝る
ことです。

早寝早起きが基本で、遅くともその日のうちに、できれば、22時、23時
には寝たいものです。

ただ、早くベッドに入れば眠れるというわけでもないと思います。順番で言
えば、早く起きれば、自然に早く寝ることができるようになります。

朝、起きたら、まずは、太陽の光を浴びることを習慣化したいものです。

ウォーキングのような一定のリズムで運動しながら自然光を浴びるとメラト
ニンの分泌がさらに促進されます。

そして、夕食後は室内の明かりを暗くして、スマホやPCは寝る1時間前に
は見ないことです。

また、早く起きることで、夕食後にうとうとしてしまうかもしれませんが、
その時に仮眠してしまわないようにすることも大切かもしれません。

さらに、週末でも平日でも同じ時間に起き、同じ時間に寝ることも大切です。


━ カラダが「本気」になるということ

ホルモンの分泌や月経サイクルは、私たちの意思でコントロールすることは
できません。

もちろん、ホルモン剤を使い、強制的にある程度はコントロールすることが
できるかもしれませんが、それも急場しのぎの一時的なものです。

やはり、カラダが本気になってもらうことが一番です。

そのために私たちにできることが1つだけあります。

それは、人間のカラダが本気になるような環境を整えることで、それによっ
て、間接的にコントロールできるようになります。

カラダが本気になるのは人間にとって「自然な環境」です。

当たり前と言えば、全く、当たり前なことですが、意識的に選択しなければ
ならないということですね。

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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


私たちが運営しているクラス__________________________________________

 頑張っている人のための「リラックスヨガ」
 ~ 授かりからだとこころをつくる
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新しいプログラムのヨガセラピーがスタートします!

6月コースの受講申し込み受付開始しました。
http://www.akanbou.com/yoga/

昨年の9月から「体外受精のヨガセラピー」を開催してきました。この5月
まで多くの方々にご参加いただきました。

これまでは「リストラティブヨガ」を3ポーズ行ってきました。

早稲田大学人間科学部健康福祉科学科の研究の一環でヨガセラピー受講前後
のストレスを測定していますが、それによると、ヨガセラピー受講によるス
トレスの軽減効果が確かめられています。

このことについては、私たちも意を強くしています。

そして、来月からこれまでの結果を踏まえ、新たなプログラムで開催するこ
とになりました。

「リストラティブヨガ」に加えて、セルフケアの方法やヨガのポーズ、呼吸
法を加えます。

新しいプログラムで、コース終了後もより続けていただきやすくなることを
期待しています。

リラックスは単に休めばいい、単に寝っ転がればいいわけではありません。

正しい方法、自分にあった方法、状況にあった方法を用いて積極的に獲得す
ることで得られる状態です。

そのため、毎日、少しの時間、ちょっとした隙間の時間でも、継続すること
で、リラックス状態に入ることが上達していくものです。

そして、継続すればするほど、その効果が高まり、ストレスをやり過ごせる
ようになり、ストレスに強くなります。

不妊治療や妊活に頑張っている方、一緒に、ヨガセラピーに取り組んで、か
らだとこころをゆるめてみませんか?

尚、テキストは監修者の岡部朋子先生が書かれた書籍「赤ちゃんができるリ
ラックスヨガ」を使います。参加者には全員プレゼントします。

お待ちしています!

▼ヨガセラピー公式サイト
http://www.akanbou.com/yoga/

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ヨガセラピーに関してのお問い合わせは下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


当社製品&サービス________________________________________________

・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
 http://babyandme.jp/

・ヨガセラピー:頑張っている人のためのリラックスヨガ
 http://www.akanbou.com/yoga/

・翻訳書:妊娠しやすい食生活
 http://www.akanbou.com/shoku/


編集後記____________________________________________________________

6月から新しいプログラムによるヨガセラピーがはじまりますが、リストラ
ティブヨガの効能の1つは、深い睡眠が得られることです。

5月は3回とも受講しましたが、その日は9時頃になるともう目をあけてい
られなくなりました。

相当、メラトニンが出ているはずです。

メラトニンと言えば、卵胞液中に高濃度に存在していて、卵子を酸化ストレ
スから守ってくれ、妊娠をサポートするホルモンとしても知られています。

医薬品として外から補充するのもいいのかもしれませんが、やはり、自前の
メラトニンを増やし、深い睡眠を得て、妊娠力を維持するのが本来的だと思
います。

ヨガセラピーでは、頑張ってポーズをとるようなヨガはやりません。

カラダを妊娠に最適化するためのヨガをベースとしたオリジナルプログラム
です。

現在は、東京都内だけの開催ですが皆さんとお目にかかれるのを楽しみにお
待ちしています!

▼ヨガセラピー公式サイト
http://www.akanbou.com/yoga/


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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.623
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 2,026部
・まぐまぐ: 3,869部
・合計部数: 5,895部(5月24日現在)
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