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妊娠しやすいカラダづくり No.626 2015/6/14
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今週の内容__________________________________________________________
・更新情報
・今週の必読記事:ホメオパシーについての欧州生殖医学会誌の公式見解
・最新ニュース解説:妊娠のためだけではなく・・・
・私たちが運営するクラス:頑張っている人のためのリラックスヨガ
・当社製品&サービス
・編集後記
更新情報____________________________________________________________
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2015年6月14日 授かるレシピ
【万能だれ】2:1:1の味噌だれ
http://www.akanbou.com/column/recipe/20150614.html
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2015年6月14日 最新ニュース
トータルの健康状態の尺度としての男性不妊
http://www.akanbou.com/news/news.2015061401.html
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2015年6月13日 曇り時々雨、のち晴れますように
なんのための結婚?
http://qq5qq.info/lJZP
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2015年6月13日 美味しく楽しく食べよう
高血圧予防の食べ方
http://www.akanbou.com/column/eat/20150613.html
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2015年6月12日 最新ニュース
体外受精に臨む女性へのヨガのストレス低減効果
http://www.akanbou.com/news/news.2015061201.html
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2015年6月8日 Q&A
もう2度と赤ちゃんを授かることが出来ない...
http://www.akanbou.com/qa/qa.2015060801.html
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2015年6月8日 編集長コラム
バランスということについて考える
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/20150608.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
今週の必読記事______________________________________________________
ホメオパシーについての欧州生殖医学会誌の公式見解
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ホメオパシーという代替療法の名前を、一度は聞いたことがあると思います。
今から200年も前に、ドイツで提唱されたレメディーという特殊な砂糖水
を飲んで「自分の自然治癒力を高めよう」という療法です。
そのホメオパシー、既に「効果はない」という結論が出ていて、医学界や科
学界では完全に否定されています。
ところが、こういうものはなかなか廃れなくて、なぜか助産師や著名人の間
でもいまだに支持されている方が少なくありません。科学的に根拠がないと
知ったうえで信じているわけですから簡単にはなくならないのかもしれませ
ん。
信じるものは救われるということがあるのかもしれませんが、効果がないも
のを信じてしまう最大のデメリットは、その間に適切な治療機会を逸してし
まい、手遅れになってしまうことです。過去にホメオパシーを信じる助産師
がビタミンK欠乏の新生児にビタミンKではなく、ホメオパシーの砂糖水を
与えて死亡させてしまったという事件があったことは有名な話です。
改めて、ホメオパシーを生殖医療では認めないという公式見解をヨーロッパ
生殖医学会誌の編集長による表明をリプロダクションクリニック院長の松林
先生のブログで紹介されています。
▼続きはこちらから。
http://ameblo.jp/matsubooon/entry-12032672971.html
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最新ニュース解説 Jun.2015___________________________________________
妊娠のためだけではなく・・・
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精液検査の結果、精子の数が少なかった男性は、他の病気にかかりやすいと
いう最新の研究報告がなされています。
http://www.akanbou.com/news/news.2015061401.html
大学病院で精液検査を受けた男性にかかったことがある病気について尋ね、
精液検査の結果との関係を調べたら、精子数が少なかったり、男性ホルモン
レベルが低かったり、FSHが高かったりした男性は他の病気にかかりやす
かったというのです。
同じような研究結果が今年の初めにアメリカからも報告されています。
また、無精子症の男性は、その後、がんにかかりやすいという研究もあり、
一般男性に比べて無精子症の男性は約3倍、無精子症でない男性不妊の男性
は1.4倍、それぞれ、がんの発症リスクが高かったとのこと。
http://www.akanbou.com/news/news.2013070501.html
一方、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の女性は、将来、糖尿病などの生活
習慣病にかかりやすいこともわかっています。
http://www.akanbou.com/news/news.2015030701.html
ところが、精液検査の結果が思わしくなければ、パートナーの女性に人工授
精や体外受精、または、その程度によっては顕微授精が行われます。
また、PCOSで排卵障害や無排卵であれば、排卵誘発剤を使って排卵を起
こします。
もちろん、妊娠、出産が目的ですから、当然と言えば当然ではあります。
━ 不妊症は将来の病気の兆候である可能性
視点を変えて、本人の健康という観点で考えれば、妊娠、出産できればそれ
でいいということにはならないはずです。
精子をつくる働きが低下し、精子の数が少なかったり、PCOSで排卵が止
まっている背景には、「なにかがある」はずだからです。
まずは、そのことを知っておくことが大切だと思います。
要するに、自分を知る、すなわち、自分の身体の特徴や体質を知っておくと
いうことです。
もちろん、その原因を突き止め、治療することで、将来、病気にかかりにく
くすることができれば、それに越したことはないのでしょうが、そんなケー
スはまれでしょう。
ほとんどは、原因はわからない、もしくは、遺伝的なものでどうしようもな
いというものでしょう。
ただし、そもそも、そのような状態が、言ってみれば「当たり前」であり、
特別なことでも、異常なことでもなく、「個性」というものなのでしょう。
そして、そのような体質や傾向があるからといって、必ず、病気が発症する
というわけでもありません。
発症リスクが高いというのは、あくまで、発症の可能性があるということで
あって、その他のさまざまな引き金が引かれて、要するにさまざまな条件が
揃ってはじめて発症するわけです。
━ 災い転じて・・・
もしも、精液検査が思わしくなかったり、排卵しづらかったりして、妊娠し
づらくなってしまうことを「災い」とするならば、もちろん、妊娠に近づく
ための対策を施しつつ、そのことを自分の身体の特徴を知る機会ととらえる
べきでしょう。
そして、食生活や運動、睡眠などの生活習慣を見直し、将来的にかかるかも
しれない病気の引き金をできるだけ引かないようにし、病気の発症リスクを
下げるどころか、より高いレベルの健康を手に入れることになれば、まさに、
災いを転じて「福」となすことになります。
自分やパートナーの健康は一生のテーマです。
不妊期間中は「妊娠できるかどうか」が最大の関心事にはなりますが、その
経験を「福」に転ずることができれば「結果オーライ」ではないでしょうか?
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私たちが運営しているクラス__________________________________________
頑張っている人のための「リラックスヨガ」
~ 授かりやすいからだとこころをつくる
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http://www.akanbou.com/yoga/
不妊治療中は、さまざまなストレスや予期せぬ心の乱れに悩まされるもので
す。
どんな先生も、不妊治療はたんたんと受けるのがいい、平常心で臨むことが
大切だと力説されますが、「言うは易し行うは難し」で、意識すればするほ
ど、難しくなるのが、本当に悩ましいところです。
世間では、さまざまなリラックス法があります。
ただし、それは一時的なものであったり、他力本願だったりします。
リラックスは、単に、ゆっくりすればいい、休めば得られるものではなく、
正しい方法を身につけ、それを繰り返すことで「つくりだす状態」です。
私たちは、そのための方法をこのクラスで身につけていただく、きっかけに
していただきたいと願って、「リラックスヨガ」を運営しています。
只今、7月コースの受講申し込み受付中です。
▼ヨガセラピー公式サイト
http://www.akanbou.com/yoga/
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ヨガセラピーに関してのお問い合わせは下記のアドレス宛お寄せ下さい。
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当社製品&サービス________________________________________________
・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
http://babyandme.jp/
・ヨガクラス:体外受精のためのヨガセラピー
http://www.akanbou.com/yoga/
・翻訳書:妊娠しやすい食生活
http://www.akanbou.com/shoku/
編集後記____________________________________________________________
昨日から「リラックスヨガ」の6月コースがスタートしました。
自分の身体や心の状態への意識が高まってくると、それまでわからなかった、
見過ごしていた、さまざまなことに気づくようになります。
そんなちょとした気づきを積み重ねていくことが大切なんだなあと思います。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.626
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 2,095部
・まぐまぐ: 3,855部
・合計部数: 5,960部(6月14日現在)
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