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妊娠しやすいカラダづくり No.640 2015/9/20
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今週の内容__________________________________________________________
・更新情報
・今週の必読記事:夜のカフェイン摂取は体内時計を狂わせる
・今月の特集:2013年ARTデータが物語るもの
・妊カラブックセレクト:あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由
・編集室からのお知らせ:からだの本に取材記事が掲載されました
・当社製品&サービス
・編集後記
更新情報____________________________________________________________
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2015年9月19日 曇り時々雨、のち晴れますように
不妊治療中の気持ちの持ち方
http://urx2.nu/o3jt
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2015年9月16日 最新ニュース
成人後の体重増が妊娠しやすさに及ぼす影響
http://www.akanbou.com/news/news.2015091601.html
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2015年9月16日 授かるレシピ
【授かるベーシックレシピ】さば缶冷汁
http://www.akanbou.com/column/recipe/20150916.html
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2015年9月15日 最新ニュース
葉酸やビタミンB12濃度と体外受精や顕微授精の治療成績
http://www.akanbou.com/news/news.2015091501.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
今週の必読記事______________________________________________________
夜のカフェイン摂取は体内時計を狂わせる
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夜にコーヒーなどのカフェイン入りの飲み物を飲むと、眠気が覚めますが、
それと同時に、体内時計をもリセットしてしまうという、驚きの研究結果が
発表されています。
アメリカのコロラド大学の研究で5名の被験者に、普段の寝る時間の2、3
時間前にカフェインの錠剤かプラセボ(偽薬)の2パターン、そして、薄暗
い照明か明るい照明かの2パターン、それぞれの組み合わせによる体内時計
への影響を調べました。
その結果、カフェインは体内時計を遅らせる働きがあり、その程度はダブル
のエスプレッソコーヒーに相当するカフェインで体内時計を約40分遅らせ
るというものでした。
また、試験管内で人間の細胞にカフェインを振りかけたところ、体内時計を
遅らせる遺伝子が発現したことも確かめています。
その効力は光の半分程度であるものの、カフェインにも体内時計をリセット
する作用があったというわけです。
夜間に、たとえ、照明を落としても、カフェインを摂取すれば、その効果が
相殺される可能性があるということになります。
私たちの身体は、1日周期のサーカディアンリズムをはじめとして、さまざ
まなサイクルの「リズム」をもっていて、あらゆる身体の働きの「タイミン
グ」をコントロールし、調整しています。そして、その「リズム」をつくり
だしているのが「体内時計」です。
この「体内時計」がズレてしまうと、高齢の女性は排卵しづらくなるという
試験結果が、最近、発表されています。
夜は暗くするだけでなく、カフェインの摂取も控えたほうがよさそうです。
▼記事はこちらから。
http://urx2.nu/o3k4
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今月の特集 Sep.2015_________________________________________________
2013年ARTデータが物語るもの
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日本産科婦人科学会から2013年度の体外受精の治療成績が発表されました。
*ARTデータブック(2013年)
http://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/2013data.pdf
この数年で、体外受精を受けることがいかに普及したか、一目瞭然です。不
妊治療を受けていること、そして、不妊治療でお子さんを授かったことは、
必ずしも公にしないことから、世間の感覚よりも現実のほうがはるかに進む
ことになるようです。
■2013年に42554人の赤ちゃんが体外受精で生まれている
2013年に日本では368764周期の高度生殖補助医療が行われ、それによって、
42554人の赤ちゃんが生まれています。
■出生児の24人に1人が体外受精によって生まれている
同じ年の出生数は1029816人ですから、だいたい24人に1人が体外受精で生
まれたことになります。
■出生数は減っているけれども治療数や体外受精児は急増している
この5年間で、出生数は61340人減っているのに対して、体外受精や顕微授精
で生まれた子は20850人増えています。
■全治療周期中39歳以上が50%を占める
治療が普及していることとともに特筆すべきことは高齢化しているというこ
とで、40歳以上の治療数が全体の41%、39歳以上が50%と、患者の高齢化は、
まだまだ、進行しています。
■医療機関の経験の格差拡大
医療機関については、2013年の登録施設数は587で、1000周期以上の治療を
実施している施設が94あるのに対して、100周期以下が160施設あります。要
するに医療機関の間で経験の差が大きいということです。
一方、日本は世界で最も多くの体外受精や顕微授精、胚の凍結が行われてお
り、また、患者の高齢化が最も進んでいる国です。
ある意味、人類始まって以来の「未体験ゾーン」を突き進んでいると言えま
す。
このような状況では、やはり、現在進行形の経験の豊富さが、医療機関を見
る際の大切な物差しになります。
常に新しい知見に基づいて、それぞれの患者に最適な治療を提供してくれる、
提供しようとしてくれる医療機関かどうかが、現代のクリニック選びに欠か
せない視点になってくるのではないでしょうか。
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妊カラブックセレクト_________________________________________________
あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由
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妊カラブックセレクトでは、「妊娠しやすいカラダづくり」の運営、編集に
携わるスタッフが、自分で読んでみて、「この本は皆さんにお勧めしたい」
と思った本をご紹介しています。
書名:あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由(幻冬舎)
著者:産婦人科クリニックさくら理事長・院長 桜井明弘
価格:1,188円(税込)
Amazon:http://urx2.nu/o3m9
著者の桜井明弘先生は不妊治療専門医で、「産婦人科クリニックさくら」の
理事長であり、院長でもあります。
私たち、株式会社パートナーズは、桜井先生のクリニックの患者さんの栄養
面のサポートのために当社の医療機関用サプリメントを提供させていただい
ています。
それだけでなく、「おわりに」でも触れていただいているように大変お世話
になっており、桜井先生のご専門の分野について、いろいろと教えていただ
き、勉強させていただいてもいます。
そんな桜井先生が、一般の方向けの本を書かれましたのでご紹介したいと思
います。
■妊活情報の洪水に溺れないように泳ぎきるための助けになる本です
現代は「妊活情報洪水時代」です。ひと昔前には想像だに出来なかった事態
が、日々、刻々と、進行しているという感じではないでしょうか。
妊活情報が増えることは喜ばしいことだとは思います。
ただし、情報量の多さが、必ずしも、不妊に悩む方々の幸福につながってい
ないように思えてなりません。
それどころか、かえって、混乱し、不要な悩みや心配を増幅している面があ
るようにも見えます。
おそらく、妊活情報のほとんどは、商業ベースで、これはよい!、これは悪
い!というような表面的、かつ、短絡的で、その上、「うそ」も多いからだ
と思います。
そんな中で、桜井先生は、これまで間違った思い込みで、食事をしたり、運
動したりしている女性をたくさん診てこられたと言います。
そして、「よかれ」と思い実践しているにもかかわらず、皮肉にも、不妊体
質になってしまうのは残念でならない、今すぐできる、食生活や運動習慣の
見直しと正しい情報を知ることで、妊娠しやすい体をまずはつくって欲しい、
そんな思いがこの本を執筆させた動機になったとお聞きしました。
この本では、妊活食材や食生活のこと、運動や体重のこと、睡眠・休息、さ
らには、健康管理や性生活のことまで、44のテーマについての誤解や思い込
みを解いてくれます。
この本を読んでいると、クリニックで桜井先生からアドバイスをもらってい
るような感覚になります。
これから妊活をスタートしようという方から、すでに不妊治療を受けている
方まで、いや、全ての女性に読んでいただきたい内容です。
ただし、この本の真骨頂はそれだけではありません。
全てのテーマについて、「なぜ間違っているのか」を医学生理学的なメカニ
ズムからわかりやすく説明されています。
単に、それは間違いでこれ正しいということにとどまらず、「なぜそうなの
か」を専門家として解説してくれているということです。
そして、最も大切なことは、それらを理解することで、徐々に情報を取捨選
択する力がつき、情報に溺れることなく、情報を活かせるようになることで
しょう。
桜井先生は、今年、女性のQOL向上を目指し、一般社団法人「美人化計画」
を設立され、代表理事でもいらっしゃいます。
自分のQOLについて自分で考え、自分で選択できる女性を増やしたいとのこ
と。
まさに、この本を、そんな女性になるためのきっかけにしていただきたいと
思います。
・あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由(幻冬舎)
http://urx2.nu/o3m9
・産婦人科クリニックさくらのサイト
http://www.cl-sacra.com/
・桜井先生のブログ
http://cl-sacra.seesaa.net/
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編集室からのお知らせ________________________________________________
オレンジページ「からだの本」の取材記事が掲載されました
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オレンジページの「からだの本」の最新号の子宮力大特集の中の「そのうち
子どもが欲しいけれど、、、私の卵子、大丈夫?」という河合蘭さんが執筆
された取材記事が掲載されています。
卵子のためにできることの中で、翻訳書「妊娠しやすい食生活」を紹介いた
だき、7つの原則について解説されています。
・オレンジページ「からだの本」
http://www.orangepage.net/books/1018
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info@akanbou.com
当社製品&サービス________________________________________________
・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
http://babyandme.jp/
・ヨガセラピー:頑張っている人のためのリラックスヨガ
http://www.akanbou.com/yoga/
・翻訳書:妊娠しやすい食生活
http://www.akanbou.com/shoku/
編集後記____________________________________________________________
シルバーウィーク真っ最中です。暑くもなく、寒くもなく、爽やかな気候で
お出かけになっている方も多いでしょうね。
よい連休を!
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.640
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 1,464部
・まぐまぐ: 3,763部
・合計部数: 5,227部(9月20日現在)
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