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VOL.662 授かるごはん講座 ~妊娠するための食生活

2016年02月21日

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 妊娠しやすいカラダづくり No.662 2016/2/21
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今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・今週の必読記事: 妊娠中のビタミンDで子どものアレルギーを防げるかも
・今週のトピックス:授かるごはん講座 〜妊娠するための食生活
・今週のおすすめ本:男性不妊症
・お知らせ(1):埼玉妊活セミナーが開催されます
・お知らせ(2):臨床試験被験者を募集しています
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2016年2月20日 授かるレシピ
【ベーシックレシピ】生クリームなし!ベーコンなし!妊活的カルボナーラ
http://www.akanbou.com/column/recipe/20160220.html
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2016年2月15日 曇り時々雨、のち晴れますように
出演しました
http://goo.gl/pSklRD
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


今週の必読記事______________________________________________________

  妊娠中のビタミンDで子どものアレルギーを防げるかも
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ビタミンDがあらゆる分野で注目されるようになって久しくなりますが、妊
娠や出産に際しても大変重要な役割を担っていることを明らかにする研究報
告が相次いで発表されています。

妊婦が妊娠初期から、ビタミンDをサプリメントではなく日々の食事によっ
て豊富に摂取していると、子どもはアレルギーのリスクが低くなるという。
米国マウント・サイナイ・アイカーン医科大学の研究が発表されました。

子どものアレルギーは現代病とも言えるくらい急増しています。ただ、妊娠
前、妊娠中の母親の食生活が関連しているという研究報告が多数なされてい
ます。

今回の研究報告も大変興味深い内容です。

▼記事はこちらから。
http://goo.gl/PnG6in


今月のトピックス Feb.2016___________________________________________

 授かるごはん講座 〜妊娠するための食生活
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卵子や受精卵、胎児、すなわち、新しい命の成育に必要な栄養素は母親にな
る女性に100%依存しています。そういう意味で、妊娠しやすいカラダをつ
くるうえで「食事」が最重要テーマだと言えます。

私たちはこれまで「健全な妊娠、出産のために、なにをどう食べればいいの
か」についてのエビデンスを求め、世界で最も積極的、かつ、レベルの高い
研究を進めているアメリカのハーバード大学の研究成果を中心に、このメル
マガやサイト、そして、翻訳出版(妊娠しやすい食生活)を通して紹介して
きました。

食事は、それぞれのカップルの生活に密着したものであり、さまざまな事情
や制約があります。そのため、妊娠、出産にふさわしい食生活を実践するに
は、「なにを食べればいいのか」というレシピ集的なものよりも、「どのよ
うに食べればいいのか」という考え方を理解してもらうことが大切だと考え
たからです。

ただし、「考え方や理論はわかった、でも、それをどのように毎日の食事に
反映させればいいのか、その方法やコツが知りたい」という声が多く寄せら
れるようになりました。

全く、おっしゃる通り。最近、レシピサイトや料理教室は、本当に素晴らし
く充実していると思うのですが、いざ、不妊に悩み、理想を言えば不妊治療
の補助となるように、そして、未だ見ぬ赤ちゃんの健康のためになるように、
そんな食事を、時間的、経済的な制約のある中で、どう日常で実現すればい
いのか、それを教えてくれる機会はなかなかありません。

そこで、今回、ご紹介したいのが「授かるごはん講座」です。

━「授かるごはん講座」とは?

妊娠しやすいカラダづくりのサイトのコラムでも一番の人気コンテンツであ
る「授かるレシピ」を担当していただいている管理栄養士である長有里子さ
んが主宰する講座です。
http://www.akanbou.com/column/recipe/

仕事をもっていて忙しい毎日の中でも、とにかくその日から実践できる内容、
そして長く続けられるコツをお伝えする!をモットーに、毎月、都内で少人
数制の講座を開催しています。

以下は長有里子さんへのインタビューです。

━ 簡単に自己紹介をお願いします。

1973年生まれの42歳です。34歳で結婚をし、すぐにでも子供が欲しかった
のですが、その頃は卵子が老化をすることを知らず、いつかできるだろうと
思っていたら、あっという間に何年も経っていました。37歳から人工授精を、
39歳から体外受精を始め、40歳で第一子の娘を授かりました。

━ 授かるごはん講座をはじめられた理由と経緯を聞かせてください。

私は管理栄養士として会社員をしておりました。人工授精は仕事優先でだら
だらと長期間かけてやってしまったのですが、体外受精に臨む際には、年齢
も39歳でしたし、何よりも優先をして真剣に臨むことにしました。

体外受精は肉体的にも精神的にも辛いことが多く、悲しんだり投げやりな気
持ちになることも多かったのですが、職業柄、「人の体は食べたものででき
ている」とわかっていたので、食生活だけは投げやりにならずきちんとする
よう努力をしていました。

食生活のおかげだけではありませんが、医師に年齢の割には採卵数、成熟卵
数が多いと言われたこと、そして無事に健康な子どもを出産できたことから、
同じように悩んでいらっしゃる方に食生活法についてお伝えできればと思い、
副業として授かるごはん講座を2014年12月より始めました。

━ 授かるごはん講座の内容と流れを簡単に教えてください。

まず食生活のベースとなる「バランスのよい食事とは」から始まり、糖質の
とり方、良い油と悪い油、おすすめのビタミンやミネラル、そして講義内容
をどうやって普段の食生活に取り入れていけばいいかの方法をお伝えしてい
ます。

最後は試食で、「卵胞すくすくメニュー」と「ピタッと着床メニュー」を試
食いただきます。

講座にいらしてくださった方が、たとえ仕事をされていて毎日忙しいとして
も、とにかくその日から実践できる内容、そして長く続けられるコツをお伝
えしています。

━ これまでに参加された方の感想などを聞かせてください。

みなさんネットで妊娠するのにいい食事というものをいろいろと調べられて
いるのですが、情報過多で何が正しいのかわからないとおっしゃります。

この講座に参加くださったことで、妊娠しやすくなるための食生活とはどう
すればいいのかが明確に分かったとおっしゃっていただけます。

また、一般的な講座は人数が多いので、質問をしたくても躊躇してしまうと
いう私自身の経験から、1回5名までの少人数制にしています。そのため、
質問がしやすい点が良いと多くの方がおっしゃってくださいますし、実際、
質問の数はとても多いです。

━ 実際に講座を運営してみての感想を聞かせてください。

不妊治療をされている方のほとんどは、周りに言っていません。なので孤独
に戦っている方が多いのですが、講座で同じように頑張っていらっしゃる方
とお話をし、共感しあうことで「みんな辛い思いをしながら頑張っているん
だ」と「前向きな気持ちになれた」という声も多く頂戴します。

これは講座運営前には思っていなかったことなので、とてもうれしいです。

質問しやすさと同様に、ほかの参加者の方たちとの交流も少人数のほうがは
かりやすいと思うので、今後も少人数制で行っていこうと思っています。

━ これからの授かるごはん講座についても

授かるごはん講座を受講された方を対象に、個人カウンセリングを行う予定
です。

不妊治療は期限が決まっているわけではなく、どのくらいの期間かかるのか
がわかりません。そのため、食生活の改善も無理なく長く続けられるものに
しなければなりません。やはり食の嗜好やパターンは個人個人違うので、そ
の方に合ったアドバイスを差し上げて、少しでも簡単に効率よく栄養をとれ
る方法をアドバイスできればと思っています。

━ 妊活カップルへのメッセージ等があれば。

不妊治療は辛いという思い出しかありません。でも、ひとつ良かったことは、
治療を通して協力してくれた主人の良いところを新たに発見でき、より仲良
くなれたことです。物事には表と裏の両面があるといいますが、まさに辛い
だけじゃなかったんだなと心から思います。

そして不妊治療で子どもを授かった方とお話をすると、同じ意見の方が多い
のです。不妊治療は苦しいばかりではなく、夫婦のきずなが強固になる特典
がついてくるものなのかもしれません。

◎授かるレシピ
http://www.enpuku-ji.jp/sazukaru/
◎授かるごはん講座
http://www.enpuku-ji.jp/sazukaru/#lesson

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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


今週のおすすめ本____________________________________________________

 男性不妊症
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不妊の原因は女性側、男性側、半々とされています。ところが、不妊治療に
携わる医師のほとんどは女性不妊の専門家で男性不妊の専門家は非常に少な
いため、地域によっては適切な診療や治療が受けることが困難な状況にあり
ます。

そのため、男性側に原因がある場合はカップルが自ら正しい情報を得て、治
療環境を求めることが大切です。

そのために読んておきたい本です。

・妊娠しやすいカラダづくりBOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/isbn10-4344982126.html
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編集室からのお知らせ(1)_________________________________________

 埼玉妊活セミナー開催のお知らせ
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昨年9月に発足した男性不妊を専門とし、臨床にあたっている泌尿器科医で
構成されているNPO法人男性不妊ドクターズ主催の埼玉妊活セミナー(講演
会と個別相談会)が開催されることが決定致しました。

開催概要は以下の通りです。

日時:2016年2月28日(日)
時間:12:30~16:00
場所:獨協大学天野貞祐記念館(埼玉県草加市)
定員:講演会400名・相談会50名
費用:無料
主催:NPO法人 男性不妊ドクターズ
http://www.mids.jp/

プログラム:生殖医療専門医による講演と相談会の2部構成です。

第1部(12:30~14:10)
講演1:「知っておきた妊活事始め」
     梅ヶ丘産婦人科院長 辰巳賢一 先生
講演2:「意外と身近な男性不妊のお話」
     獨協医科大学越谷病院リプロダクションセンター長 岡田弘 先生
講演3:「栄養と運動で妊娠力をUPしましょう!」
     大宮レディスクリニック院長 出居貞義 先生

第2部(14:20~16:00)
相談会:不妊治療専門のドクター・看護師・胚培養士による個別相談

埼玉妊活セミナーへは専用の申し込みフォームから事前に参加申し込みくだ
さい。第2部の個別相談は当日会場にて先着順にて受け付けます。

*お申込は以下のフォームからお申し込みください。
http://maleinfertility.jp/blog/?page_id=1626

*詳細はパンフレット(PDF)をダウンロードください。
http://www.akanbou.com/docs/ninkatsuseminar.pdf

*お問合せ:埼玉妊活セミナー事務局宛下記のアドレスにメールにて受付
seminar@maleinfertility.jp


編集室からのお知らせ(2)_________________________________________

 臨床試験被験者募集のお知らせ
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現在、抗糖化サプリメント摂取による妊娠補助効果の臨床試験を行っており、
ご参加していただける方を募集しております。

詳細は以下の臨床試験募集要項をご覧ください。
http://www.akanbou.com/docs/clinical-trial.pdf

*臨床試験被験者募集についてのご質問は編集室では対応できません。
 募集要項に記載されている医療機関にお問い合わせください。


当社製品&サービス________________________________________________

・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
 http://babyandme.jp/

・翻訳書:妊娠しやすい食生活
 http://www.akanbou.com/shoku/

・妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/


編集後記____________________________________________________________

以前よりお知らせしていますが、今度の日曜日、2月28日に「埼玉妊活セ
ミナー2016」が開催されます。
http://www.akanbou.com/docs/ninkatsuseminar.pdf

不妊治療専門医のドクターの講演と専門家への個別相談会が行われます。私
たちも企業ブースを出して参加する予定です。

お越しになられる方はよろしければお立ち寄りいただければと思います。お
目にかかれるのを楽しみにしています。

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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.662
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整
理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 1,726部
・まぐまぐ: 3,668部
・合計部数: 5,394部(2月21日現在)
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◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決し
てありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログ
ラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
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