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妊娠しやすいカラダづくり No.671 2016/4/24
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今週の内容__________________________________________________________
・更新情報
・最新ニュース解説:どうにもならないこととどうにかなることの境界
・編集室から:共同プロジェクトをスタートします
・当社製品&サービス
・編集後記
更新情報____________________________________________________________
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2016年4月23日 曇り時々雨、のち晴れますように
熊本地震
http://goo.gl/7sbClA
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2016年4月23日 授かるレシピ
【ピタッと着床レシピ】豚こま肉をギュッとにぎって、やわらか酢豚!
http://www.akanbou.com/column/recipe/20160423.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
最新ニュース解説 Apr.2016___________________________________________
どうにもならないこととどうにかなることの境界について考える
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年齢の高い母親から生まれた子どもは若い母親から生まれた子どもに比べて健康で身長が高く、学校がよく、学歴も高かったという、驚くべき研究結果が発表されています。
http://goo.gl/ShJfN4
スウェーデンで1960年から1991年に生まれた男女160万人弱の母親の年齢と身長や体力、16歳(義務教育最終年)の成績の平均値、学歴などとの関係を調べたものです。
先進国では晩産化が進み、母親の出産時の平均年齢が、年々、高くなっている一方で、公衆衛生や教育面などの子どもが成育する社会環境も、年々、よくなっているからではないかとのこと。
つまり、子どもがよりよく生きていくうえで、良好な成育環境というメリットが母親の年齢が高齢化することのデメリット、たとえば、妊娠、出産時のリスクが高くなることなどを上回る影響を及ぼしているということになるわけです。
驚いたというよりも、成育「環境」の影響の大きさということについて、改めて考えさせられました。
子どもにとって出生時の母親の年齢は、まったく、「どうすることもできない」ものです。
ところが、出生後に「よりよく」生きることにおいては、どんな環境で生活するのか、すなわち、「自分でどうにかすることができる」ものがより大きな影響を及ぼすというのです。
こんなことは、実際、大勢の集団を対象に長期間に渡って調てみないことにはわからなかったことです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、科学が進歩することで、「どうにもならないこと」と「どうにかなるかもしれない」ことの境界が、どんどん、書き換えられているように思えてなりません。
そして、そのことは私たちを大いに勇気づけてくれます。
最近、なにかと話題に上ることが多くなっている「エピジェネティクス」についても同じことが言えます。
両親から受け継いだ「遺伝子」も、また、両親にとっても、受け継いだ子どもにとっても、「どうすることもできない」ものです。
ところが、設計書とも言うべきDNAの配列、そのものはどうすることもできませんが、指示すること、すなわち、遺伝子の発現の度合いは環境という、「自分で働きかけ、どうにかすることができるかもしれない」ものに左右されることがわかってきたわけです。
アメリカ生殖医学会誌の最新号では、染色体に異常のない胚盤胞を移植しても妊娠、出産に至らない原因の1つに「成育環境」を挙げています。
卵子や胚の染色体異常は防ぎようも、治しようもない「どうすることもできないもの」ですが、細胞内の染色体を含む核以外の細胞質の状態は周囲の環境に左右されるというわけです。
周囲の環境の要件とは、酸素や栄養素など細胞が分裂増殖するために必要とされるものが十分にあり、反対に酸化ストレスや有害物質など細胞にダメージを与えるものが少ないこと、です。
そして、それらは、いずれも母親になる女性や父親になる男性の生活の仕方次第で「自分で働きかけ、どうにかすることができるかもしれない」ものです。
くれぐれも誤解しないでいただきたいのは、女性が年齢が高くなってから妊娠、出産するのがよいと言っているわけでは、決して、ありませんし、環境をよくすることで全てが解決すると言っているわけでも、決して、ありません。
ただただ、新しい生命や子どもの成育にとって、私たちが思っている以上に「環境」の影響が大きい、そして、そのことは「私たちの取り組むでどうにかなる領域」もまた、私たちが想像している以上に大きいのではないかということが言いたいだけです。
さまざまなことを教えてくれる科学技術の進歩に感謝しつつ、その成果を私たちがよりよく生きていくために活用していきたいと思います。
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info@akanbou.com
編集室からのお知らせ______________________________________________
株式会社パートナーズと栄養サポートネットワーク共同プロジェクト
妊活セミナーで「食生活診断と管理栄養士からのアドバイスを実施」
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私たち、株式会社パートナーズと医療機関において生活習慣病の重症化予防のためのライフスタイル改善プログラムを提供している管理栄養士のプロ集団「栄養サポートネットワーク」の共同プロジェクトがスタートします。
私たちは、妊娠や出産のための「カラダづくり」は、シンプル(実行可能)、かつ、効果的な(科学的な根拠に基づいた)ものでなければならないと考えています。
これまで、どのようなライフスタイルを心がけることが生殖医療にプラスになるのか、エビデンスに基づいた取り組みは皆無でした。
私たちは、これまで主に海外で実施された栄養と生殖機能の関連研究をフォローしてきましたが、日本人を対象にした研究はほとんどありませんでした。
そこで、既に医療機関において、生活習慣病の重症化予防のためのライフスタイル改善プログラムを提供し、成果をあげておられる管理栄養士のプロ集団である「栄養サポートネットワーク」と提携し、お互いの得意分野を生かし、共同で、赤ちゃんを待つカップルのためのライフスタイル改善のお手伝いに取り組むことにしました。
その第一弾として、5月1日の名古屋、5月22日の東京品川で開催される妊活セミナーにて、「無料食生活診断とライフスタイル改善アドバイス」を実施します。
■5/1 名古屋 第4回女性のカラダ 妊娠・出産スタートday
◎開催概要(参加料は無料です)
開催日程:2016年5月1日(日)
開催時間:13:00~17:30
開催場所:ウインクあいち7階展示場(中村区名駅)
参加人数:700 名(予定)*20~40 代の未婚・既婚者の方
主催:シティリビング
特別協賛:浅田レディースクリニック
◎詳しい内容は以下のサイトをご覧ください。
http://city.living.jp/nagoya2/ninkatsu160323/
■5/22 東京 妊活セミナー2016「ご夫婦一緒の妊活ライフを楽しもう
◎開催概要(参加料は無料です)
開催日程:2016年5月22日(日)
開催時間:10:00~17:30
開催場所:コクヨホール(東京都港区)
品川駅港南口から徒歩5分
参加人数:700 名(予定)*20~40 代の未婚・既婚者の方
主催:株式会社メディエンス
◎詳しい内容は以下のサイトをご覧ください。
・妊活イベントサイト
http://ninkatsu.main.jp/event2016/index.html
・参加申込フォーム
https://main-ninkatsu.ssl-lolipop.jp/event2016/form.html
イベントに関するお問い合わせ先:
sato@mr-net.org
当社製品&サービス________________________________________________
・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
http://babyandme.jp/
・翻訳書:妊娠しやすい食生活
http://www.akanbou.com/shoku/
・妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/
編集後記____________________________________________________________
自分でどうすることのできないものの代表的なものは「自然災害」です。連日、報道でしか知ることができませんが、熊本大分地方の地震で被災された方々には心からお見舞い申し上げます。
そして、自分たちの力ではどうすることのできないものに向かい合う、全ての方々が希望を持ち続けられるよう、お祈りし続けます。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.671
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 1,806部
・まぐまぐ: 3,722部
・合計部数: 5,528部(4月24日現在)
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