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妊娠しやすいカラダづくり No.690 2016/9/4
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今週の内容__________________________________________________________
・更新情報
・編集長コラム:やりたいようにやるという妊活スタイル
・編集室からのお知らせ:不妊治療を考えたら読む本出版記念講演会
・当社製品&サービス
・編集後記
更新情報____________________________________________________________
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2016年9月3日 最新ニュース
飲酒と妊娠しやすさの関係
http://www.akanbou.com/news/news.2016090301.html
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2016年8月31日 曇り時々雨、のち晴れますように
自然妊娠
http://www.akanbou.com/column/reproductivecounseling/20160831.html
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2016年8月30日 曇り時々雨、のち晴れますように
診察時間
http://www.akanbou.com/column/reproductivecounseling/20160830.html
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2016年8月29日 曇り時々雨、のち晴れますように
あなたのゴールは?
http://www.akanbou.com/column/reproductivecounseling/20160829.html
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2016年8月28日 曇り時々雨、のち晴れますように
時間が解決
http://www.akanbou.com/column/reproductivecounseling/20160828.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
編集長コラム Sep.2016_____________________________________________
やりたいようにやるという妊活スタイル
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デンマークのオーフス大学病院とアメリカのボストン大学の研究チームによる飲酒と妊娠しやすさの関係を調べた研究結果が発表されました。
http://www.akanbou.com/news/news.2016090301.html
妊娠希望のデンマーク在住の女性に、どんなお酒をどれくらいの量を飲んでいるのか、妊娠したかどうかについて、1年間、調査し、7年半の間、のべ6,120名の女性の結果を集計して、解析したものです。
それによると、1週間に飲む量がビールで言えば缶ビール14本、ワインで言えばグラス14杯を超えると、わずかに妊娠する力が低下するものの、そこまで飲まなければ、それほどの影響はなかったというものです。
1日の量で言えば、ビールであれば、缶ビール1、2本、ワインであれば、グラス1、2杯までということになります。
ただし、胎児への影響を考えて、妊娠の可能性のある時期は避けるべきだと、研究チームは付け加えています。
つまり、お酒については、胎児への影響は慎重になる必要はあるけれども、妊娠する力への影響は、それほど、神経質にならなくてよいということになります。
大切なこと、心配すべきは、「飲むか飲まないか」ではなく、「飲む量」なのです。
このことは、お酒だけではなくて、カフェインや甘いものや糖質、トランス脂肪酸、体を冷やす食べ物、さらには、添加物や残留農薬、環境ホルモンについても言えることです。
要は、影響を及ぼさない範囲であれば、食べたり、飲んだりしても、そのことによって妊娠しにくくなってしまうわけではないというわけです。
その一方で、妊活中、特に、不妊治療を続けていると、妊娠によいものは積極的にとりいれ、反対に妊娠によくないものは我慢しているという話をよく耳にします。
実際に、雑誌や書籍、ネットの妊活情報は、たいていは、これはよい!、これで授かった!、これは悪い!、これは避けるべし!という類のオンパレードです。
こんな情報に接していると、妊娠に近づくため、治療を無駄にしないため、頑張ろうという気持ちになるのもわかります。
ところが、国や研究機関が莫大な予算と長期に渡る労力をかけて調査、研究した結果に照らせば、そのような妊活スタイルは、それほどの効果はないことがよくわかります。
それどころか、精神的なストレスになったり、栄養的なバランスを悪くしたりして、かえって、妊娠から遠ざかってしまいかねません。
これがよい!、これが悪い!という妊活情報には要注意です。たとえ、メカニズムなどのもっともらしい説明がなされていても、です。
興味や関心はそそられはしますが、それほどの意味や価値はなく、実際に、苦労したり、悩まされたりすることになっても、役に立つことはないからです。
本当に、大切で役に立つのは、妊娠する力に影響を及ぼさないであろう「量」を科学的な根拠で示してくれている情報です。
そういう意味で言えば、妊活とは、我慢することでも、頑張ることでもありません。そんなふうに自分を追い込んでみても仕方ありません。
そうではなく、やりたいようにやって、その結果、自らのココロやカラダが喜び、活性化するようになるというのが、私たちがイメージする「やりたいようにやる」という妊活スタイルです。
「やりたいようにやる」というのは、もちろん、「なんでもあり」ということではなく、「自分たちの好みや嗜好、考え方、そして、価値観を一番大切にする」ということです。
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↓編集長コラムバックナンバー
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/
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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
編集室からのお知らせ______________________________________________
不妊治療を考えたら読む本~科学でわかる「妊娠への近道」出版記念講演会のご案内
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7月20日に発売するやいなや、Amazonベストセラーランキング第一位になり、注目を浴びている「不妊治療を考えたら読む本~科学でわかる妊娠への近道」の出版記念講演会が開催さます。
・不妊治療を考えたら読む本~科学でわかる妊娠への近道
http://www.akanbou.com/bookguide/isbn10-4062579766.html
共著者である、浅田レディースクリニック院長の浅田義正先生、出産ジャーナリストの河合蘭さん、お二人の講演会です。
既に本を読み、もう少し、詳しく知りたいと思った方、本は読んでいないけれども、不妊治療を受けている、考えているので、著者のお二人のお話を、直接、聞いてみたいという方も、参加されてみてはいかがでしょうか。
<講演会詳細>
日時:9月10日(土)
入場:16:45~
講演:17:00~18:30
講師:浅田義正先生(医療法人浅田レディースクリニック理事長)
河合 蘭氏(出産ジャーナリスト 科学ジャーナリスト賞2016受賞)
司会・ファシリテーター 松本亜樹子
会場:AP品川アネックス(〒108-0074 東京都港区高輪3丁目23-17品川センタービルディング受付1F)
Tel:03-5475-6109 Fax:03-5475-8109
https://www.tc-forum.co.jp/kanto-area/ap-shinagawaanex/shna-base-2/
会費:本をすでにお持ちの方 2000円
本購入希望の方 3000円
定員:40名
お申し込みはこちらのフォームで
https://goo.gl/forms/77qWKcSYWrLzTo1J3
ご質問・お問合せは株式会社メディエンス・池上まで(office@mr-net.org)
当社製品&サービス________________________________________________
・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
http://babyandme.jp/
・翻訳書:妊娠しやすい食生活
http://www.akanbou.com/shoku/
・妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/
編集後記____________________________________________________________
お知らせで紹介していますが、次の土曜日に東京の品川で「不妊治療を考えたら読む本~科学でわかる妊娠への近道」の出版記念講演会が開催されます。
この本のことはBOOK GUIDEでご紹介しました。
http://www.akanbou.com/bookguide/isbn10-4062579766.html
高度生殖医療、とりわけ、顕微授精の第一人者として有名な浅田レディースクリニック院長の浅田先生と、あの、卵子の老化について世間に知らしめるようになったということから、衝撃的とまで言われた本、「卵子老化の真実」の著者である河合蘭の共著ですが、この講演会ではお二人のお話が聞ける機会になります。
本もそうなんですが、専門医だけでなく、今年の日本科学ジャーナリスト賞を受賞された河合蘭さんのお話も同時に聞けるというのは滅多にないと思いますし、とても貴重な機会だと思います。
不妊治療をこれから計画されていらっしゃる方、現在進行形で受けていらっしゃる方、不妊治療について正しい理解を深めたいという方にとっては、なおさらの事と思います。
◎「不妊治療を考えたら読む本~科学でわかる妊娠への近道」の出版記念講演会
https://www.atpress.ne.jp/news/109709
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.690
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出
来る限り客観的な視点で、お届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://www.akanbou.com/
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◎発行部数
・自社配信: 1,937部
・まぐまぐ: 3,616部
・合計部数: 5,553部(9月4日現在)
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