メルマガ

VOL.806 冷えにくいカラダをつくる

2018年11月25日

____________________________________________________________________

 妊娠しやすいカラダづくり No.806 2018/11/25
____________________________________________________________________


今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・今月のトピックス:冷えにくいカラダをつくる
・イベント&セミナー情報
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
--------------------------------------------------------------------
2018年11月21日 最新ニュース
ICSI女性患者の卵胞液中の微量ミネラル
https://www.akanbou.com/news/news.2018112101.html
--------------------------------------------------------------------
記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


今月のトピックス Nov. 2018_________________________________________

 冷えにくいカラダをつくる
--------------------------------------------------------------------
これから、身体が冷えやすくなる季節になり、「冷え対策」が大切になってきます。冷え対策と言えば、とにかく、身体をあたためたり、冷やさないようにするというイメージになるでしょうか。

ただし、そんなふうに「他力本願的」にあたためるよりも、自らが自らの身体をあたためるほうが、持続的で安定的な効果が得られるはずです。

言ってみれば、冷えにくいカラダをつくるという発想です。

■身体が温かくなるメカニズム
身体のあたたかさのもとになる熱はどのようにしてつくられるのでしょう。

私たちは、糖や脂肪などのエネルギー源を酸素で燃やすことで、生きていくうえで必要なエネルギー(ATP)を取り出していますが、その際に、熱を放出し、また、細胞がATPを利用する際にも熱が発生します。

熱は、「エネルギー」を「産生」し、それを「利用」する過程で放出されるというわけです。

一方、エネルギーは全身の細胞で、常時つくられているのですが、その働きや役割の違いから、それぞれの場所(臓器)によって、放出する熱量にバラツキがあります。

通常、体温と呼んでいるのは、それぞれの臓器が産み出す熱の平均値です。その中で最も大量に熱を産み出すのは「筋肉(骨格筋)」で、体重の35-40%を占める最大の臓器と言われています。

■熱産生効率を高めて冷えにくいカラダをつくる
そこで、熱産生効率を高め、冷えにくいカラダをつくりましょう。

[1]よく動く(歩く)
身体の中で一番冷えるところ足と言われています。足は心臓から一番遠いので、心臓から送り出された温かい血液の巡りが悪くなりがちだからです。

対策としては、歩くことで、下半身をはじめとする筋肉から熱が産生され、なおかつ、足の筋肉をがポンプになって、血流をよくしてくれます。特に、女性にとって効果的です。

その際のポイントは太ももとふくらはぎです。太ももをより動かすには、階段の上り下りのような動きが効果的です。また、ふくらはぎは、足先を上下に動かすのが効きます。

また、歩くタイミングとしてベターなのが、朝です。

朝、可能であれば30分以上のウォーキングが理想的で、朝にそれだけ歩くことで、運動中やその直後だけでなく、1日中、代謝が高まるという研究報告があるからです。

[2]ストレッチ

朝晩(朝の運動後と夜のお風呂上がり)、ストレッチします。

ストレッチで筋肉や筋を伸ばすことで、血流が増加することも知られています。それもウォーキングや入浴で身体があたたまっている時にやることで、その効果がより大きくなります。

[3]たんぱく質の豊富な朝食を食べる
体温が最も低下するのは夜中の2時、3時、そして、明け方から徐々に上がりはじめます。そのため、朝、起床時の低い体温を、スムースに上昇させることがとても大切になってきます。

そのためには、朝食をしっかりと取ることです。

具体的には「たんぱく質の豊富な朝食」です。なぜなら、糖質や脂肪よりたんぱく質の多い食事をとったときのほうが熱の産生がより高くなるからです。

そのため、納豆に卵、焼き魚という和朝食は理想的です。反対に、コーヒーにトースト、生野菜というメニューは、内臓を冷やしてしまう恐れがあります。

[4]ビタミンミネラルを過不足なくとる
細胞がエネルギーを産生するすべてのプロセスの代謝にはビタミンやミネラルが働いています。そのため、もしも、食事のバランスが悪かったり、ビタミン不足に陥ると、体内の熱産生効率が悪くなる、すなわち、不完全燃焼が起こってしまいます。

基本は、5大栄養素を過不足なくとることです。

当たり前すぎるくらい、当たり前なんですが、おろそかにしがちなことでもあります。ここをおろそかにして、身体を温める食材や飲み物、器具にこだわっても、その効果もそれなりになり、順番が逆です。

[5]ゆっくり、深い呼吸
複式呼吸です。

まずは、全身の力を抜きます。そのまま軽く息を吸って、自然に息を吐きます。自然に息が出たら、お腹をゆっくりとへこませていって、口から息を吐きます。

息を吐ききったところで、さらにハーッと息を出すようにして、十分に吐ききります。吸うときは、お腹の力を抜きます。

すると自然に、息がお腹に入ってきて、ふくれます。吸うときは、鼻からお臍を通り、下腹部まで入ってゆくようにイメージするのがポイントです。

息は鼻から吸い、口から吐くのが基本です。十分に吸ったら、数秒間保ち、力をよく抜いて、自然に息を出し、これを繰り返します。コツは、どちらかといえば、吐くほうを意識してやることです。
うまく複式呼吸が出来るようになると、これだけで、手足がポカポカしてくるようになったり、緊張がほぐれ、リラックスできるようになります。

■最後に
朝のウォーキングとストレッチ、また、しっかりした(たんぱく質源になるおかずのある)朝食を食べること、そして、複式呼吸。

1日のスタートの活動、そして、深く、ゆっくりとした呼吸がポイントになりそうです。

それによって、1日を通して代謝が高まり、効率的に熱が産生、放出され、冷えにくいカラダになるという良循環をつくりだします。

大切なことは自分にあった方法を見つけ出すことです。

--------------------------------------------------------------------
記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


お知らせ____________________________________________________________

◎これからの妊活-ふたりの明るい未来に向けて ストレスからサポートへ
http://www.reptokyo.jp/forum/index.html

■不妊治療と経済的負担に関するアンケート2018へのご協力のお願い
http://www.akanbou.com/seminar/20181014-4870.html

■不妊患者の経済的負担の軽減等を目指すための署名活動へのご協力のお願い
http://www.akanbou.com/seminar/20181014-4871.html

当社製品&サービス________________________________________________

・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
 https://babyandme.jp/

・翻訳書:妊娠しやすい食生活
 http://www.akanbou.com/shoku/

・お勧めの本:妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
 http://www.akanbou.com/bookguide/


編集後記____________________________________________________________

冷えにくいカラダを目指すということは、冷えに対して、対症療法ではなく、根治療法を目指すりいうことでしょうか。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]     VOL.806
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします。
--------------------------------------------------------------------
不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出来る限り客観的な視点でお届けしています。
--------------------------------------------------------------------
発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://partner-s.info/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎発行部数
・自社配信: 1,459部
・まぐまぐ: 2,820部
・合計部数: 4,279部(11月25日現在)
--------------------------------------------------------------------
◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決してありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容の掲載によって生じる、いかる事態、また何人に対しても一切責任を負いませんのでご了承ください。
--------------------------------------------------------------------
◎著作権について
当メールマガジンの内容に関する著作権は株式会社パートナーズに帰属します。一切の無断転載はご遠慮下さい。