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妊娠しやすいカラダづくり No.852 2019/10/13
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今週の内容__________________________________________________________
・更新情報
・トピックス:Jorge Chavarro先生初来日記念講演会開催に際して
・当社製品&サービス
・編集後記
更新情報____________________________________________________________
サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
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2019年10月13日 最新ニュース
地中海食はメタボのハイリスク妊婦の妊娠糖尿病の発症リスクを下げる
https://www.akanbou.com/news/news.2019101301.html
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2019年10月12日 最新ニュース
地中海食とART治療成績:中国人を対象にした前向き研究
https://www.akanbou.com/news/news.2019101201.html
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2019年10月11日 曇り時々雨、のち晴れますように
子供のいない辛さ
https://www.akanbou.com/column/reproductivecounseling/20191011.html
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2019年10月7日 編集長コラム
サプリメントであればなんでもいいわけではない
https://www.akanbou.com/column/henshuuchou/20191007.html
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記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
トピックス Oct.2019________________________________________________
Jorge Chavarro先生初来日記念講演会開催に際して
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11月10日(日)に東京丸の内にて、ハーバード大学のJorge Chavarro先生の初来日を記念し、講演会を開催します。
https://partner-s.info/memoriallecture
ハーバード大学のJorge Chavarro先生は、私(細川)が翻訳出版した「妊娠しやすい食生活」の原著者で、食と妊娠しやすさの関連研究については、世界の第一人者でいらっしゃいます。
来月の日本生殖医学会に招聘し、ご講演いただくのですが、せっかくの貴重な機会なので、東京でも講演会を開催することとしました。
講演会は医療従事者を対象としていますが、読者の方々から、参加出来ないかというをメールを、思いがけずたくさん頂戴しましたので、そのことを承知の上であればご参加いただければと思います。
この記事の最後に参加方法をご案内致します。
今週は、講演会の開催にあたって、あらためて、不妊に悩むカップルにとって「自分たちに出来ること」について考えてみたいと思います。
まずは、この先生との出会いから。
◎ハーバード大学のJorge Chavarro先生
私たちは、不妊に悩むカップルにとって「自分たちに出来ること」についての情報を発信すべく、このメルマガを2003年9月6日にスタートしました。
メルマガをはじめてすぐに感じたのは読者の方々の「切実さ」でした。
そのため、いい加減なことは言えないなと、強く思うようになり、必然的に情報の質にこだわるようになり、情報のソースは医学論文、もしくは、専門家へのインタビューになりました。
当時というか、今でもそうなのですが、食と妊娠しやすさの関係についての研究で、日本人の不妊患者を対象としたものは極めて乏しく、ソースは海外の論文に頼らざるを得ませんでした。
そんな中で、この領域で圧倒的な量と質で、研究成果を発表していたのが、ハーバード大学のChavarro先生のグループであったというわけです。
そこで、先生にメールを書き、ボストンまでおしかけ、インタビューの機会をいただました。
また、先生の唯一の一般向けの著書である「Fertility Diet」を、日本で翻訳出版させて欲しいとお願いし、実現したのが「妊娠しやすい食生活」です。
https://www.akanbou.com/shoku/index.html
◎ 「なにを食べれば妊娠できるのか」ではなくて
そのように、私たちは、この16年間、「どんな食べ方が治療成績の向上に寄与するのか」についての答えを求めてきました。
それで、現時点での結論は以下の通りです。
誰にでもあてはまる正解はない。そのため、「なにを食べたら妊娠できるのか」ではなく、「栄養は生殖機能やART成績にどのように関与しているのか」について質の高い情報を得て、自分たちにふさわしい食べ方を自分たちで考え、自分たちにとっての最適な答えをみつけるしかない、というものです。
そもそも、食べれば妊娠に近づける食べ物などない、つまり、これを食べれば治療成績が高くなるという法則はなどありません。
もしも、そんな法則があるのであれば、誰も苦労しませんし、今のように妊活情報が氾濫することにはならないでしょう。
法則がないから、次から次へと妊活情報が量産できるわけです。
であれば、それを求めることは、完全な「ないものねだり」であり、みつけたと思っては裏切られる!、を繰り返すことになり、結局は時間と労力、そして、お金の無駄遣いになってしまいます。
◎「栄養が妊娠する力にどのように影響するのか」について勉強する
それでは、法則がないのであれば、なにをどう食べても治療成績には影響しないのかと言えば、全く、そんなことはありません。
この10年ほどで、食と妊娠しやすさの関係についての多くの研究データが蓄積されるようになりました。
そして、その結果、食が妊娠する力や治療成績に関連することが明らかになっています。
もしかしたら、混乱させたかもしれませんね。
これを食べれば妊娠しやすくなるという法則はない、けれども、なにをどう食べるかで妊娠しやすくなったり、妊娠しにくくなったりするというわけです。
なぜなのでしょう。
まずは、食べて摂り入れた栄養素が体内で代謝(変換)され、新しい命の成育に必要なエネルギーをつくったり、新しい命そのものの材料になったりするのに、さまざまな因子が複合的に関与しているという身体の働きの仕組みがあります。
たとえて言えば、医薬品は個人プレイヤー的に働き、栄養素はチームプレイヤー的に働くというイメージです。
そして、関与している多くの因子が人種や体格、食文化、そして、個人間によって異なるために、法則はない、つまり、同じように食べても、その結果は、人によって、その時々によって異なるというわけです。
ただし、結果は異なっても、食べることが妊娠する力を左右するということは共通の現象であるということになります。
◎自分たちにとっての最適な答えを求める
必要なことは、自分たちにとって、どんな食べ方が妊娠力を高めることになるのか、自分たちにとっての最適解を考えて、導くということになります。
そのためには、外ではなく、今度は内に目を向けるということになります。
すなわち、自分のことに目を向けて自分を徹底的に観察して、知るということです。
自分は何時に起きて、朝と昼と夜にどんなものをどれくらい食べて、どんな食べ物や食べ方の好みや癖があるのか、どれくらい身体を動かすとどんな調子になるのか、「外」を知り、「己」を知れば、おのずと最適解は見えてくるのではないでしょうか。
たとえ、妊娠する力を高めるための最適解にたどり着けなくても、妊娠する力を低くしたり、損なったりしないための最適解はわかるのではないでしょうか。
それでも治療成績に寄与することは間違いありません。
◎「栄養が妊娠する力にどのように影響するのか」について質の高い情報を得る
「外」のこと、すなわち、栄養が妊娠する力にどのように影響するのかについては、医学論文に求めるしかありません。
こと、食べることに関しては、誰もが経験者であり、一家言持っていると思います。そのため、さまざまな意見があり、流儀があるのでしょう。
ところが、現代のように食についての選択肢が増えると、個人の経験則だけで闘うことは大変心もとないと言わざるを得ません。
やはり、科学的な手法で得られた知見をベースにすることが大きく間違えないためには大事なことです。
私たちとしては、「外」を知り、「内」を知って最適解を導くために役立つ情報を発信できればと思います。
Jorge Chavarro先生初来日記念講演会の開催も、その一環になればと願っています。
■Jorge Chavarro先生初来日記念講演会参加希望の方へ
このメルマガをご購読の方で参加希望方がいらっしゃいましたら下記のアドレス(来日記念講演会運営事務局)まで、「11/10講演会参加希望」というタイトルで、お名前とご住所、連絡先、参加人数をご連絡いただければと思います。
info@partner-s.info
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記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com
当社製品&サービス________________________________________________
・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
https://babyandme.jp/
・翻訳書:妊娠しやすい食生活
http://www.akanbou.com/shoku/
・お勧めの本:妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
http://www.akanbou.com/bookguide/
編集後記____________________________________________________________
今日の横浜は台風一過も秋晴れです。昨晩は大変な風雨で、たびたび、停電しました。被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。
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妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行] VOL.852
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お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします。
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不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出来る限り客観的な視点でお届けしています。
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発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://partner-s.info/
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◎発行部数
・自社配信: 1,378部
・まぐまぐ: 2,648部
・合計部数: 4,026部(10月13日現在)
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