メルマガ

VOL.914 ハンドルは、自分が握る

2020年12月27日

____________________________________________________________________

 妊娠しやすいカラダづくり No.914                       2020/12/27
____________________________________________________________________


今週の内容__________________________________________________________

・更新情報
・編集長コラム:ハンドルは、自分が握る
・お知らせ
・当社製品&サービス
・編集後記


更新情報____________________________________________________________

 サイト版「妊娠しやすいカラダづくり」の更新情報です。
------------------------------------------------------------------
2020年12月25日 対談
食と生殖機能の関連研究のエビデンスを積み上げる
https://www.babyandme.jp/interview_202009/
--------------------------------------------------------------------
記事についてのご質問は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


編集長コラム Dec.2020______________________________________________

 ハンドルは、自分が握る
-----------------------------------------------------------------------
2020年も今日を入れてあと5日で終わろうとしています。

もうそんなになるのかという感覚は例年通りですが、今年は、やはり、特別な年でしたし、新しい年になっても、この状態は、当分、続きそうな感じです、というか、この先どうなることやら、全く、見えてきません。

そう言えば、不妊治療を受けることを「出口の見えないトンネル」にたとえらることが多いのですが、この、コロナ禍も、いつかは終わることは間違いないのでしょうが、果たして、いつ頃、どのように収束するのか、ちょと、想像できません。もしかしたら、この先もずっと、外出時はマスクをしたり、密を避けるような生活が当たり前なことになるのかもしれないとさえ思ってしまいます。

さて、そんな尋常ならざる日々を過ごす中で、つくづく、感じたのは、ハンドルだけは自分が握ることの大切さ、です。

そもそも、ウイルスの活動は、自然現象そのもので、人間がコントロールすることは不可能です。

つまり、これからどうなっていくのかという「結果」は、コントロールどころか、予測することさえ、ままなりません。

ところが、そんなふうに翻弄されてはいますが、そんな中で自分はどうするかは、自分で決めることが可能です。

自然現象はコントロール出来ないけれども、自分がどうするのかは、100%、自分で決めることが出来る、つまり、自分でコントロールできるということは、考えてみれば、当たり前のことなのですが、出口が見えない中を走るとなると、どこを、どのように走ればいいのかもわからないので、自分で決められないのではないかという錯覚に陥ってしまうことがあるのではないかと思うのです。

これは、言い替えれば、先行きが見えなくなると思考停止に陥ってしまいがちになるということでしょう。

今、振り返ってみても、私自身、本当にそう思います。

ところがですね、出口が見えていれば、すなわち、先行きがわかっていれば、どこを、どのように走ればいいのか、もはや、正解は誰にでもわかるわけです。

そういう意味では、確実性が高いケースでは、あまり、考えなくても、思考停止になっても、それほど困ることはないでしょう。

一方、確実性が低いケース、すなわち、どうなるのかがわからない、もっと言えば、正解がないというような場合にこそ、思考を放棄してはいけないというか、ここが頑張りどころでしょう。

先が見えない、予測できなくても、最大の嗅覚を働かせて、信頼できる情報ソースや人を見極めて、選択肢を出しきった上で答えを導き、自分がどこを、どう走るべきかを決めていく。

そうです、先が見えない、不確実な中だからこそ、誰かがハンドルを握る車に不安に苛まれながら、乗せてもらうのではなく、ハンドルは、自分で握るのです。

もちろん、自分の希望するところに辿りつけるかは、すべては自分の責任で、誰も保証してくれません。

ところが、自分でハンドルを握ることで、乗っているだけでは得られない経験を積むことが出来ます。

そして、先が見えない中で、迷いながらもハンドルを切り続けることで、どこを、どう走ればいいのか、次第に見えてくるに違いありません。

決して、正解が見えてくるわけではありません。

そうではなくて、自分は、いったい、どうしたいのかが見えてくるのではないかと思うのです。

そうすれば、こっちのものです。

どんな結果になろうとも、どんな結果になろうとも、自分がやりたいように出来るからです。

結果はコントロール出来ませんが、プロセスはコントロール出来ます。

ただし、どうしたいかがわからなければ、コントロール出来るのに、コントロールしようがありません。

普段はぼんやりとして、見え辛かったことが、大変な状況になったことでハッキリと見えてくることがあるのですね。

来年も、自分のやりたいようにやって、よい年にしましょう!

--------------------------------------------------------------------
↓編集長コラムバックナンバー
http://www.akanbou.com/column/henshuuchou/
--------------------------------------------------------------------
記事についての感想やご意見は下記のアドレス宛お寄せ下さい。
info@akanbou.com


当社製品&サービス________________________________________________

・サプリメント:BABY&ME~新しい命のための環境づくり
 https://babyandme.jp/

・翻訳書:妊娠しやすい食生活
 http://www.akanbou.com/shoku/

・お勧めの本:妊娠しやすいカラダづくり BOOK GUIDE
 http://www.akanbou.com/bookguide/


編集後記____________________________________________________________

昨年、招聘したハーバード大学のジョージチャバロ先生とリプロダクションクリニックの松林先生の対談記事を掲載しました。
https://www.babyandme.jp/interview_202009/

よいお年をお迎えください!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
妊娠しやすいカラダづくり[毎週末発行]             VOL.914
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お子さんを望まれるカップルの"選択"や"意志決定"をサポートします。
--------------------------------------------------------------------
不妊に悩むカップルが、悩みを克服するために、二人で話し合い、考えを整理して、自分たちに最適な答えを出すためのヒントになるような情報を、出来る限り客観的な視点でお届けしています。
--------------------------------------------------------------------
発 行:株式会社パートナーズ
編 集:細川忠宏(日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー)
サイト:http://partner-s.info/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎発行部数
・自社配信: 1,499部
・まぐまぐ: 2,447部
・合計部数: 3,946部(12月27日現在)
--------------------------------------------------------------------
◎免責事項について
当メールマガジンの提供する情報は医師の治療の代わりになるものでは決してありません。プログラムの実行は各人の責任の元で行って下さい。プログラムの実行に伴う結果に関しては、当社の責任の範囲外とさせて頂きます。
--------------------------------------------------------------------
◎注意事項
読者の皆さんから寄せられたメールは、事前の告知なく掲載させていただく場合がございます。匿名などのご希望があれば、明記してください。また、掲載を望まれない場合も、その旨、明記願います。メールに記載された内容の掲載によって生じる、いかる事態、また何人に対しても一切責任を負いませんのでご了承ください。
--------------------------------------------------------------------
◎著作権について
当メールマガジンの内容に関する著作権は株式会社パートナーズに帰属します。一切の無断転載はご遠慮下さい。