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妊娠しやすいカラダづくり No.920 2021/2/7
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今週の内容__________________________________________________________
・編集長コラム：自粛生活は妊娠力を高める千載一遇のチャンス
・当社製品＆サービス
・編集後記
編集長コラム Feb.2021______________________________________________
自粛生活は妊娠力を高める千載一遇のチャンス
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第3波の到来で首都圏や関西圏などの緊急事態宣言は延期され、コロナウイルス感染の先行きは不透明なままです。
最前線でリスクを負いながら未知のウイルスに立ち向かっておられる医療従事者の方々には本当に感謝しかありませんが、ウイルスの活動、そのものは自然現象であり、私たちに出来ことはなにもなく、ただただ、通り過ぎてくれるのを待つしかありません。
もちろん、なんやかんや、大変なこともあるでしょうが、私たちに求められているのは、ただ一つ、家にいることです。
誤解を恐れずに言えば、家にいることそのものは、極めて簡単、かつ、楽ちんなことです。
その結果、個人で自由になる時間が大幅に増えました。
この滅多にない機会を妊活のために最大限活用しない手はありません。
１）性交回数を増やす
妊娠しやすさに強く影響を及ぼす2大因子は女性の年齢と性交回数ですが、女性の年齢は「コントロール不能」ですが、性交回数は「コントロール可能」です。
これまでの研究で日本人の妊娠を希望するカップルの性交回数は諸外国と比べて少なく、累積妊娠率も低いという報告がなされています。
つまり、性交回数を増やすことで妊娠率が向上することが示唆されているわけです。
そこで、家にいる時間が長くなった機会に性交回数を増やしましょう。
是非、知っておいていただきたいのは、性交回数を増やすことは自然妊娠率の向上だけではなく、人工授精や体外受精、顕微授精を受けていても治療成績にプラスに働くということです。
２）食事の質を高める
カップルの体内の栄養状態は妊娠する力や妊娠後の胎児の成育のベースになります。最近は、それだけでなく、出生後の長期に渡る心身の健康にも影響することがわかってきています。
そのため、妊娠や出産にふさわしい栄養環境を整えることがとても大切で、それは食事の質を高めることでしか実現出来ません。
そして、食事の質とは、具体的にはバランスの高さと食材の加工度の低さです。
すなわち、朝、昼、夜、毎食、主食（出来れば玄米や胚芽米、全粒粉パンなどの精製度の低い穀物）に魚やお肉、鶏肉などタンパク源になるおかず、そして、緑黄色野菜を含む新鮮な野菜、豆類（大豆食品）を食べ、1日1回は果物と乳製品を食べることです。
これまでの研究で、朝食を食べない、もしくは、毎食の食事内容の偏り、加工精製食品の多さが妊娠力低下、老化促進を招くという報告がなされています。
３）朝食前のウォーキング&夜のスマホ不使用
私たちの生殖機能は、男女とも、「光」の影響を強く受けることがこれまでの研究でわかっています。
ポイントはメリハリで、朝に自然光をしっかり浴び、夜は光をシャットアウトすることです。それによって、生殖ホルモンバランスが整うことで卵胞が正常に発育し、メラトニンがしっかり分泌され、発育卵胞を保護します。
そのために朝食前に40-60分程度のウォーキング、夜はスマホを遠ざけます。
光のメリハリだけでなく、脳がスッキリし、最強のメンタルケアにもなります。
４）ふたりの会話を増やす
夫婦の関係性のベースはコミュニケーションであり、それによる情報の共有です。
たいていの行き違いは情報や認識の偏りである可能性大です。
不妊治療の成績のベースはふたりの妊娠力であり、妊娠力のベースは生活の質です。妊娠力があってこその高度な生殖医療です。
家時間が長くならざるを得ない自粛生活は千載一遇のチャンスです。
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編集後記____________________________________________________________
コロナ禍の先行きは不透明ですが、春がやってくることは間違いありません。新型コロナウイルス活動も、自然現象ですから、自粛しながら、過ぎ去ることを待つしかありません。
で、同じ待つのであれば、前向きに過ごしたいと思いものです。
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妊娠しやすいカラダづくり［毎週末発行］ VOL.920
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編 集：細川忠宏（日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー）
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