ゆだねて、心地よく メディカルヨガ実践編

岡部 朋子 岡部 朋子 先生
ルナワークス代表
第2回 リラックス&下半身のエネルギーを活性化しよう「ブリッジのポーズ」 赤ちゃんを待つ皆さんは、冷え対策に気を配っているようですね。ヨガでリラックスして深い呼吸をすることは、身体中に新鮮な空気を送って、血流改善につながります。頭を低くして腰を上げる姿勢は、心臓に血液が戻りやすくなって全身の血行がよくなり、健康をバックアップします。さらに下半身のエネルギーが高まるので、赤ちゃん待ちの方にとくにおすすめ。また、上半身と下半身のエネルギーバランスがととのって、イライラやのぼせなどの症状がやわらぐとされます。基本のポーズに慣れたら、足をあげたり伸ばしたりするポーズも組み合わせて。その日の体調や気分に応じてポーズを選べるのも、ヨガの魅力です。

ブリッジのポーズ

仰向けになり、枕やクッションを腰の下に置く。ぐらぐらしないように、高さを調整しながら安定させる。手はバンザイの形に。
足をだらりと伸ばして、鼻から息をゆっくり吸い、鼻から(口でもOK)ゆっくり長く息を吐く。地面(床)に身体が沈んで溶けていく感覚を意識して。これを繰り返す。
【応用編】*基本のポーズに慣れたらトライしましょう

両足をゆっくりと上に上げる。呼吸は吐く息を長めにして、ゆったりと続ける。

足を戻して、片足の膝に両手をかけ、胸に抱えるように手前に寄せる。もう一方の足は付け根(そけい部)がのびるように引きのばす。しばらくそのままで呼吸を続ける。反対側の足も同様に。

続けるコツは、毎日同じ環境でやること

岡部 朋子 先生ルナワークス

ルナワークス主宰、リストラティブヨガの指導者育成に取り組む。

慶応大学卒業後、総合商社勤務を経て、同大学院にてMBA(ファイナンス)を修了、米国税理士、会社設立を経てヨガを始め、日本人として初めてYoga Fit RYT 200時間を修了、Yoga Fitのパートナーとなり、2009年2月、RYT500修了、国際ヨガセラピスト協会(IAYT)会員として医療としてのヨガの普及につとめている。2010年にはヨガの処方箋としての世界的な手引書である『Yoga as Medicine』の日本語版『メディカルヨガ』を出版。2012年全米ヨガアライアンス E-RYT200修了。