ゆだねて、心地よく メディカルヨガ実践編

岡部 朋子 岡部 朋子 先生
ルナワークス代表
第4回 呼吸をととのえて、気分を安定させる「片鼻呼吸」 赤ちゃん待ちをしていると、ついイライラしたり、焦ったり。
そんなときには、片鼻で呼吸する、このヨガがおすすめです。左右交互に行うことで、交感神経と副交感神経を刺激して
自律神経のバランスをととのえます。ものごとには表と裏(陰と陽など)があり、そのどちらも大事。これは、ヨガの持つ二元論でもあるのです。看護師さんにヨガの指導をしたときに、この「片鼻呼吸が役に立った」と、とても喜ばれました。どこでもできて、心を落ち着かせることにつながった、とのこと。緊張しそうな治療の前などに、ぜひやってみてくださいね。

片鼻呼吸

  1. 手をチョキの形に。
  1. 息を吸ってから、片方の鼻に親指をあて、
    反対側の鼻から息を吐く。
  2. 吐ききったら、一瞬息を止めて、同じ側の鼻で息を吸う。
  1. 息を吸ったら、一瞬息を止めて、人差し指で反対側の鼻を押さえて、親指を鼻から外す。
  2. ゆっくりと息を吐き、吐ききったら一瞬止めて、息を吸う。

*これで1往復。3往復を目安に指をチェンジしながら、
片鼻での「吐く・止める・吸う」を繰り返す。
それ以上繰り返してもよい。

「正しく」よりも「気楽に」やりましょう book

岡部 朋子 先生ルナワークス

ルナワークス主宰、リストラティブヨガの指導者育成に取り組む。

慶応大学卒業後、総合商社勤務を経て、同大学院にてMBA(ファイナンス)を修了、米国税理士、会社設立を経てヨガを始め、日本人として初めてYoga Fit RYT 200時間を修了、Yoga Fitのパートナーとなり、2009年2月、RYT500修了、国際ヨガセラピスト協会(IAYT)会員として医療としてのヨガの普及につとめている。2010年にはヨガの処方箋としての世界的な手引書である『Yoga as Medicine』の日本語版『メディカルヨガ』を出版。2012年全米ヨガアライアンス E-RYT200修了。