妊孕性に影響する因子
07.06.12
妊娠前や妊娠中の飲酒はFASDのリスクを高める
イギリス医師会は、妊娠中の女性の多量の飲酒が引き起こすとされていた、子どもの身体的な発育や学習の遅れ、行動障害等のアルコールによる胎児への生涯にわたる障害、FASD(胎児性アルコール・スペクトラム障害)は、最近の研究によると、低用量から中用量のアルコールでも影響がある可能性があるとし、妊娠中、または、妊娠を予定している女性にとって、安全な飲酒量はないとの報告を発表しました。
07.06.07
周期中の妊娠可能な日の日数が妊娠しやすさに大きく影響する
女性の月経周期における妊娠可能な日の長さが、妊娠しづらい夫婦の間には大きな違いがあり、そのことが妊娠する確率に密接に関連することが、オランダの研究者が実施した試験によって明らかになりました。
07.05.10
低容量ピルによる避妊期間の後でも妊娠しにくくなることはない
低容量ピルによる避妊期間の後、妊娠を希望して低容量ピルの服用を中止した場合、妊娠までに要する期間は低容量ピルを服用しない女性と変わらないことが、製薬会社の資金提供による試験によって明らかになりました。
07.04.19
女性のアレルギー疾患は妊孕性を低下させることはない
ぜんそくや花粉症、アトピー性皮膚炎等のアレルギーによって、女性の妊孕性が低下することはなく、それどころかアレルギーの女性はそうでない女性よりも妊娠しやすいことが、イギリスのノッティンガム大学が実施した大規模な追跡調査によって明らかになりました。
07.04.14
肥満は子宮内膜の状態にも悪影響を及ぼす可能性
肥満が卵巣の機能を低下させ、妊孕性に悪影響を及ぼすことは知られていますが、卵巣以外、たとえば、子宮内膜の状態への影響を調べるために、スペインのヴァレンシア大学の研究チームは、2001年の1月から2005年の7月にかけて、大学で卵子の提供を受けて初めて体外受精を受けた2,656周期を対象に試験を実施しました。
07.03.28
母親が妊娠中に肉をたくさん食べた男性ほど精子数が少ない
母親が妊娠中に牛肉をたくさん食べた男性は、精子数が他の男性に比べて少なくなる可能性があると、アメリカのロチェスター大学の研究チームが調査によって明らかにしました。
07.03.21
つわりがあると流産しにくい
つわりがある妊婦は流産しにくく、カフェインや喫煙、ほどほど、或いは、たまの飲酒、また、妊娠中に仕事をすることは流産するリスクには影響しないことが、イギリスで実施された調査によって明らかになりました。
07.03.07
肥満の夫婦は妊娠するまでより長い期間を要する
肥満の夫婦は、標準体重の夫婦に比べて、避妊をやめて、妊娠するまでにより長い時間がかかることが、デンマークで実施された調査で明らかになりました。
07.02.06
喫煙や飲酒、カフェインと卵巣年齢との関係
喫煙や飲酒、カフェインの摂取等の生活習慣が、女性の卵巣機能にどの程度の影響を及ぼすのかを調査した結果、喫煙は、卵巣機能の低下の目安となるFSH(卵胞刺激ホルモン)を高めることから、喫煙は卵巣年齢を高めることが明らかになりました。