妊孕性に影響する因子
19.05.12
女性の1日あたりのコーヒー杯数の不妊治療成績への影響
人工授精を受けている女性で、1日に1〜5杯のコーヒーを飲む女性は飲まない女性に比べて妊娠、出産に至る確率が1.5倍高い一方で、体外受精や顕微授精を受けている女性ではコーヒーの摂取量と治療成績に関連が見られないことがデンマークで実施された研究で明らかになりました。
19.02.16
採卵から胚移植までのクリニック周辺の大気汚染と体外受精治療成績との関係
体外受精において、採卵から胚移植まで(培養期間)のクリニック周辺の大気汚染物質の濃度は、凍結融解胚移植の治療成績と関連し、SO2(二酸化硫黄)やO3(オゾン)の量が多いほど出産率が低くなること、ただし、新鮮胚移植の治療成績には関連しないことが中国で実施された研究で明らかになりました。
19.02.10
不妊症女性における血中メチル水銀とセレンの関係
不妊女性の血中セレン濃度は不妊症でない女性に比べて有意に低く、反対に、血中水銀濃度は高く、不妊症は高水銀濃度と低セレン濃度と関連しました。このことから魚食などから体内に取り込まれたメチル水銀は生殖機能にマイナスの影響を及ぼしますが、セレンはその影響を軽減する作用があることが示唆されました。
18.11.21
ICSI女性患者の卵胞液中の微量ミネラル
ICSI女性患者の採卵時の卵胞液中のセレン濃度は妊娠に至らなかった女性に比べて妊娠に至った女性のほうが有意に高いことがポーランドで実施された研究で明らかになりました。
18.06.23
妊娠前のビタミンD濃度と妊娠率や出産率、流産率
妊娠前からビタミンDが足りている女性は足りていない女性に比べて妊娠率、出産率が高く、流産率が低いことがアメリカで実施された研究で明らかになりました。
18.06.20
妊活カップルの魚の摂取量と性交回数や妊娠しやすさの関係
魚介類をたくさん食べるカップルほど、性交回数が多く、妊娠までの期間が短いことが、アメリカで実施された健康な妊活カップルを対象とした研究「LIFE Study」で明らかになりました。
18.05.12
妊娠前の食事と妊娠迄に要した時間との関係
妊娠前に果物を食べる頻度が少なかったり、ファーストフードを食べる頻度が多いと、妊娠するまでに時間がかかることが4ヶ国の多施設共同研究の結果、明らかになりました。
18.01.30
地中海食と体外受精の妊娠率、出産率
35歳未満で非肥満の女性では、地中海食に近い食べ方(地中海食スコアによる定義)をすることは体外受精の良好な妊娠率や出産率に関連することがギリシャで実施された研究で明らかになりました。