不妊改善・生殖医療関連
07.04.10
ICSI(顕微授精)か通常の体外受精かは精液の質による
高度生殖医療による治療で1個の卵子しか採れなかった場合、通常の体外受精を行うか、顕微授精を行うかを決定する最も重要な要素は夫の精液の状態であると、イスラエルの研究チームが生殖医学専門誌に発表しました。
07.03.17
受精卵移植数を年齢に応じて制限する指針を決定(日本生殖医学会)
不妊治療専門医の団体である日本生殖医学会(岡村均理事長)は、16日、母子への危険が大きい多胎妊娠を減らすため、体外受精の際に子宮へ移植する受精卵の数を、35歳未満の患者に対する初回の移植では1個に制限することなどを内容とする指針を決定した。
07.02.22
不妊治療(体外受精)が夫婦関係に及ぼす影響とは?
体外受精等の高度な生殖医療を受けて子どもを授かることを選択した夫婦は、そのことが、夫婦関係にマイナスにはならず、かえって、関係を強くする傾向があることが、フィンランドの大学病院の調査で明らかになりました。
07.02.08
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の排卵誘発はクロミフェンが第一選択薬
排卵障害による不妊症の原因になるPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)には、クロミフェンが最も効果的であることから、クロミフェンをPCOSの第一選択薬とすべきであると、アメリカ政府の資金援助を受けた大規模な試験結果から明らかになりました。
07.01.24
高齢女性(45歳以上)の体外受精の成績
アメリカで実施された調査研究によりますと、45歳以上の高齢女性(提供卵子を除く)の体外受精の成功は、45歳で少なくとも5個の卵が採卵できる女性に限られることが明らかになりました。
07.01.23
イギリスの専門家が単一胚移植のガイドライン化を提言
イギリスの不妊治療専門医は、体外受精による双子の増加を抑制するため、体外受精時に移植する胚の数は1つにすべきであるとの提言を、イギリス政府の高度生殖補助医療を監視する委員会であるHFEAに提出しました。
07.01.17
子宮内膜の厚さと体外受精の妊娠率との関係
体外受精でhCG注射時の子宮内膜の厚さがその後の妊娠率に関係すると、アメリカのShady Grove Fertility Reproductive Science Center、Georgetown Universityの産婦人科の共同研究チームが2002年から2005年にかけて、1,294治療周期を対象とした後ろ向き研究により確認し、生殖医療専門誌に発表しました。
06.09.21
ヒトパピロマウイルス(HPV)感染は体外受精の成功率を低下させる
尖圭コンジローマとよばれる性器イボや子宮頸ガンの原因となるヒトパピロマウイルスに感染していると、体外受精の妊娠率が、大きく低下することがアメリカの研究で明らかになりました。
06.08.23
アスピリンは習慣性流産の予防に有効
原因が分からない習慣性流産の女性には、アスピリンや他の抗凝血薬で血栓が出来るのを予防することが、流産の予防に有効であるとイスラエルの研究者が報告しています。