不妊改善・生殖医療関連
06.03.08
不妊の原因によっては子宮外妊娠のリスクが高まる
卵管内やその周囲、子宮内膜の炎症等に不妊の原因がある場合、体外受精をはじめとする高度な治療を実施した際に、本来、子宮内に着床すべき受精卵(胚)が、子宮の外、そのほとんどは、卵管、特に卵管膨大部とよばれるところに着床することでおこる、子宮外妊娠になるリスクが高まることが、アメリカの疾病管理センター(CDC)の調査で判明しました。
06.02.28
糖尿病に関連する遺伝子が不妊の原因になる可能性
糖尿病の研究に携わる研究者が、女性の不妊原因の1つを突き止めた可能性があると、内分泌関連学術誌「the journal Endocrinology」に 発表しました。
06.02.18
習慣性流産を対象とする着床前診断を認める方針を決定
日本産科婦人科学会は、これまで重い遺伝病のみに限定していた着床前診断を、染色体異常が原因の習慣性流産にも対象とすることを決定し、今週の総会で正式に決定される運びとなりました。
06.02.13
精子のハイパーアクチべーションのメカニズムが明らかに
アメリカのハーバード大学医学部のチームは、ハイパーアクチべーションと呼ばれている、精子が、受精のために、卵子に侵入する際に、卵子の透明帯を突破するために、尻尾を、それまでの動きから、激しく動かすようになる運動の変化が、どのようにして起こるのか、そのメカニズムの一端を明らかにしました。
06.02.09
切らない子宮筋腫の新しい治療法(集束超音波治療)は効果的
MRIの画像をモニターしながら、超音波を照射する治療が、子宮筋腫の症状を軽減させるとの調査報告が、生殖医学誌(Fertility and Sterlity)に掲載されました。
06.01.16
着床障害の原因になっているかもしれない遺伝子を発見
アメリカのイリノイ大学の研究チームは、 ある遺伝子が働かないことが、子宮内膜への着床を妨げているのではないかという研究結果を発表しました。
06.01.03
凍結卵子バンクで購入した卵子で初めての出産(アメリカ)
endyとJared Kennedy夫妻は、ケンタッキー州レキシントンのケンタッキー大学チャンドラーメディカルセンターにて、念願の2005年12月31日に女の子を授かりました。
06.01.02
腹腔鏡手術による卵巣の子宮内膜腫切除で妊孕性は低下しない
腹腔鏡手術によって子宮内膜症性嚢腫を切除した場合の卵巣機能の低下は、"質的なもの"ではなく、"量的なもの"であると、イタリアの研究者が報告しました。そして、重要なことは、腹腔鏡手術は、術後の妊娠を十分に期待できる治療法であると指摘しています。
05.12.27
高度生殖補助医療の治療成績に影響を与える主要因は年齢
アメリカでは、2003年に高度な生殖補助医療によって、48,000人以上(48,756人)の赤ちゃんが出生したと、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)※は、 12月21日に発表しました。前年の2002年の出生数の45,751人からの増加でした。