不妊改善・生殖医療関連
11.08.05
副流煙(受動喫煙)は体外受精の受精率や出産率を低下させる
周囲にいる人が吸うタバコの煙である、副流煙(受動喫煙)にさらされた女性は、さらされなかった女性に比べて、体外受精での成績が低いことがアメリカで実施された試験で明らかになりました。
11.05.30
クロミフェンが無効なPCOSへの手術療法とホルモン療法の長期成績比較
クロミフェン(飲み薬の排卵誘発剤)の効き目が思わしくない多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に対して、最初に手術(腹腔鏡下卵巣焼灼術)をした場合とより強力な排卵誘発剤(ゴナドトロピン療法)を使った場合、8~12年後の結果を比較したところ、出産に至った確率には大きな差はみられませんでした。
11.05.12
採卵個数が15個の時がその後に妊娠、出産に至る確率が最も高くなる
体外受精で卵巣刺激後の採卵時に15個の卵が採れた時がその後の出産率が最も高いことがイギリスで実施された試験で明らかになりました。
11.04.05
胚移植直後の安静や安静時間は体外受精の治療成績に影響しない
体外受精の胚移植直後の安静にしたからといって治療成績は改善されないことが、中国で実施されたシステマティックレビューで明らかになりました。
11.03.23
凍結融解胚盤胞移植は子宮外妊娠のリスクを低くする
凍結融解胚盤胞移植は新鮮な胚盤胞移植に比べて、子宮外妊娠のリスクが顕著に低くなることが、日本産科婦人科学会による2008年生殖補助医療実施成績で明らかになりました。
11.02.25
体外受精の年齢別累積出産率
体外受精を始めたカップルで体外受精で出産に至ったのは全体の半分弱で、ステップダウン後の出産も含めれば、女性の年齢が20代のカップルでは8割近く、40代では3割であることが、オーストラリアで実施した試験で明らかになりました。
11.02.22
出生時体重や妊娠期間は胚の質よりも子宮の健康の影響が大きい
体外受精で妊娠した子どもの出生時体重や妊娠期間は、胚の質よりも子宮の健康により影響を受けることが、アメリカで実施された研究で明らかになりました。
11.02.03
原因不明不妊の腹腔鏡手術+体外受精と体外受精のみの累計妊娠率比較
原因不明不妊で自然妊娠を希望する年齢的に若いカップルは、タイミング指導や人工授精で妊娠に至らない場合、すぐに体外受精にステップアップせずに、腹腔鏡手術で自然妊娠を目指すという選択肢があり得ることが、滋賀医科大学で実施された試験で明らかになりました。
11.01.12
原因不明不妊の第一選択の治療方法別の妊娠率とコストの比較
原因不明不妊の第一選択療法(最初の治療法)として、タイミング法を選択しても、クロミフェン療法を選択しても、人工授精を選択しても、妊娠率にはそれほどの差は見られないことがイギリスで実施された試験で明らかになりました。