不妊改善・生殖医療関連
08.08.15
人工授精における過排卵個数別治療成績
人工授精の際に過排卵刺激で複数個の排卵を起こすことで、妊娠率は高まるが、3個以上の排卵では妊娠率はそれほど高くならずに多胎率が高まることが、オランダで実施されたメタアナリシスで明らかになりました。
08.08.13
体外受精や顕微授精でまったく受精卵が得られなかった後の治療成績
体外受精や顕微授精の治療周期で採卵後にまったく受精卵が得られなかった周期があっても、その後の治療成績はそれほど悪くないことが、アメリカのボストンの生殖医療専門病院の治療成績を調査した結果、明らかになりました。
08.08.11
原因不明不妊ではクロミフェンや人工授精の有効性は認められない
原因不明不妊ではクロミフェンによる過排卵や自然周期の人工授精を実施しても、タイミング指導にくらべて、出産率はそれほど変わらないことから、それらの治療法の有効性が認められなかったことが、イギリスの大学の研究チームが実施した無作為化試験で明らかになりました。
08.07.24
凍結融解胚移植で生まれた子の出生時の健康は良好
凍結融解胚移植によって生まれた子どもは、新鮮胚移植によって生まれた子どもに比べて、出生時の体重が重く、先天性異常のリスクも高くならないことが、デンマークのコペンハーゲン大学の大学病院の調査で明らかになりました。
08.07.14
年齢と治療回数別の顕微授精の治療成績
妊娠した女性のほとんどは2回目の治療までに妊娠しており、回数を重ねる毎に、妊娠率は低下していくが、女性の年齢が高くなるほど、初回からの妊娠率が低くなるものの、回数を重ねてもさほど低下しないと、バルセロナで開催されたヨーロッパ生殖医学会で発表されました。
08.06.13
子宮内膜症による不妊女性の腹腔鏡手術後の妊娠率
子宮内膜症による不妊の場合、腹腔鏡手術による治療後、1年以内に37.4%の女性が自然妊娠に至り、1年以内に自然に授からなくても、体外受精を受けることで、その内の30%の女性は妊娠出来たと、イタリアの大学病院が報告しています。
08.06.05
初回の体外受精の治療成績年齢別推移
初回の体外受精で出産まで至る確率は20.4%(22歳から36歳)で、30歳を超えると、1歳年齢が高くなるにしたがって、妊娠率で11%。、出産率で13%低くなり、35歳以上になると、1歳ごとに、低下する割合が15%高くなることが、オーストラリアで実施された体外受精成績調査から明らかになりました。
08.05.19
体外受精の卵巣刺激によって更年期が早くなることはない
体外受精で卵巣を刺激し、多くの卵子を育て、採卵することが、更年期の時期を早めたり、更年期障害を重くすることはないことが、イギリスのボーンホールクリニックの調査によって明らかになりました。