不妊治療のリスク
19.01.26
生殖補助医療の低出生体重児や早産への影響
生殖補助医療(排卵誘発・人工授精・体外受精・顕微授精)は低出生体重児や早産リスクの上昇と関連するという報告がこれまでなされていますが、それは生殖補助医療そのものの影響ではない可能性が高いことが、フィンランドの出生登録データを用いた研究で明らかになりました。
17.01.29
生殖補助医療によって生まれた子どもの認知や運動、言語発達
生殖補助医療で生まれた子どもの2歳時点の認知や運動、言語発達は、自然妊娠で生まれた子どもに比べて差はないことがカナダで実施された試験で明らかになりました。
16.07.22
体外受精のための卵巣刺激と乳がんの発症リスクとの関係
体外受精を受けた女性の乳がんの発症リスクは一般不妊治療を受けた女性や一般の女性と比べて変わらないことが、オランダの21年間の追跡調査の結果、明らかになりました。
16.01.08
一般不妊治療や体外受精が子の発達に及ぼす影響
排卵誘発剤の使用や人工授精などの一般不妊治療や体外受精、顕微授精は、それらの治療で生まれた子どもの3歳までの発達にマイナスの影響を及ぼさないことがアメリカで実施された研究で明らかになりました。
15.06.27
体外受精で生まれた子の学力は自然妊娠で生まれた子と遜色がない
体外受精や顕微授精などの高度生殖医療によって生まれた子どもの15〜16歳時点での学力は自然妊娠で生まれた子どもと遜色がないことがデンマークで実施された研究で明らかになりました。
15.01.10
体外受精の副作用・合併症の発症率
体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療の合併症の発症リスクはそれほど高くないことが、2000年〜2001年のアメリカの統計から明らかになりました。
13.07.07
不妊治療と出生児の幼年期から青年期の精神障害
排卵誘発剤によるホルモン療法や人工授精の出生児では精神障害の発症リスクがわずかに高いものの、体外受精や顕微授精の出生児の精神障害の発症リスクは自然妊娠の出生児と変わらないことがデンマークで実施された大規模なコホート研究で明らかになりました。
13.07.06
体外受精と自閉症や知的障害の発症リスク
体外受精で生まれた子どもの自閉症の発症率は自然妊娠で生まれた子どもに比べてそれほど変わらないが、知的障害の発症率はわずかに高くなることが、スウェーデンで実施された大規模な調査で明らかになりました。
12.08.08
不妊治療(排卵誘発・人工授精・体外受精)によって異常妊娠や異常分娩が増えるのか?
排卵誘発剤の使用や人工授精、体外受精を受けて妊娠、出産した場合、前置胎盤や早産、低出生体重児などの異常妊娠や異常分娩のリスクが高くなるものの、それは、不妊治療によるものというよりも、不妊治療を受けなければならなかった要因によるものと考えられることが、日本医科大学や東京女子医大学の研究チームによる日本産科婦人科学会の登録データの分析の結果、明らかになりました。