不妊治療のリスク
11.07.20
不妊治療で生れた子と自然妊娠で生れた子の出生前後の健康状態比較
体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療で生れた子ども(単胎児)は、自然妊娠で生れた子ども(単胎児)に比べて、低出生体重児や早産、胎内発育遅延になりやすく、排卵誘発剤を使用して生まれた子どもは(単胎児)、自然妊娠で生れた子どもに比べて、胎内発育遅延になりやすいことが、アメリカで実施された研究で明らかになりました。
11.05.11
精巣内精子採取による顕微授精で出生した子の健康状態
精巣内や精巣上体内から採取した精子よる顕微授精で生れた子どもの健康状態は、射出精液中の精子による顕微授精で生れた子どもと比べて、遜色がないことがベルギーで実施された試験で明らかになりました。
11.04.19
45歳以上ではじめてお子さんを妊娠、出産することの健康リスクについて
45歳以上の女性がはじめての子どもを妊娠、出産した場合、10人に8人の割合で、何らかの健康上の問題がおこり、ほぼ半数で低体重出生児になることが、イスラエルの研究で明らかになりました。
11.03.31
胚盤胞まで培養することは一卵性双胎の発生率を高める
体外受精で受精後5日目の胚盤胞まで培養し、移植することで一卵性双胎のリスクが高くなることが東京のクリニックの治療成績で明らかになりました。
11.01.18
ART治療で調整卵巣刺激や胚の操作が子の神経学的発育に及ぼす影響
体外受精や顕微授精において、ホルモン剤で排卵をコントロールして、排卵誘発を行うことや体外で卵子や精子、胚を操作することは、出生児の2歳時点で神経学的な発育にマイナスの影響を及ぼすことがないことを、オランダで実施された研究で明らかになりました。
10.12.16
体外受精で妊娠、出産した女性のガン発症リスクについて
体外受精の際の卵巣刺激等で使用するホルモン製剤で、その後の乳がんや子宮がんなどの発症リスクが高まることはないと、スウェーデンで実施された大規模な試験で明らかになりました。