不妊治療のリスク
07.10.24
IVM(未熟卵体外成熟)によって先天性異常等のリスクが高まることはない
未熟卵を体外で成熟させた後に体外受精させ、胚移植する治療では、未熟卵体外成熟によって、新たなリスクが発生することはないと、カナダの大学の研究チームの実施した試験によって確かめられました。
07.10.05
顕微授精出生児と自然妊娠出生児の心の健康状態に大きな差はない
顕微受精による出生児と体外受精による出生児、そして、 自然妊娠による出生児の5~8歳時点での心身の健康状態を比べたところ、さほど大きな差はみられないことが、オランダのLeiden 大学のM.Knoesterらの研究で確かめられました。
07.09.11
半数以上の不妊患者(体外受精)は双子を望んでいる
不妊治療を受けている患者の多くは、子どもは少なくても二人は欲しいという理由から双子を望んでいることが、デンマークの大学の調査で明らかになりました。
07.09.04
不妊治療に伴うリスクとしての妊娠高血圧について
不妊治療を受けて妊娠した女性のほうが、自然妊娠で妊娠した女性よりも、 妊娠高血圧や妊娠高血圧腎症にかかるリスクが高いこと、そして、それは、不妊治療に伴う多胎妊娠が原因であることが、アメリカのボストン大学の研究チームによって明らかにされました。
07.08.14
体外受精に伴うリスクの本質的な要因は多胎妊娠
体外受精に伴い、未熟児や低体重児、死産、流産、さらには、妊娠合併症や異常妊娠のリスクが増加することが知られていますが、それらのリスクの増加は、決して、体外受精によるものではなく、体外受精に伴い増加する多胎妊娠が原因であると、ロンドン大学のAlastair G. Sutcliffe博士とハンブルグのMichael Ludwig博士が主張しました。
07.08.11
不妊治療で使用する薬は乳ガンのリスクを高めることはない
不妊治療において女性に使用される薬によって乳がんのリスクが高まることはないことが、デンマークの大規模な研究によって確かめられました。
07.05.26
単一胚移植は妊娠率を低下させずに多胎妊娠を減らす
アメリカのアイオア州のIowa Carver College of Medicine内の不妊治療クリニックで、体外受精で多胎妊娠(双子)の割合を減らすために、体外受精を受ける患者に移植する胚の数を1つに推奨することにしました。