生活習慣・食事・サプリメント
19.06.15
鉄の摂取量と妊娠しやすさとの関係
食事からのトータル(ヘム鉄と非ヘム鉄)の鉄の摂取量と妊娠しやすさは関連しませんでした。ただし、デンマークではなく、北米のみで、食事からの非ヘム鉄の摂取量や鉄のサプリメントと妊娠しやすさは、わずかな正の相関が見られ、特に、過多月経や短い月経周期、さらには出産経験のある、潜在的な鉄不足の女性の間では顕著であることが北米とデンマークで実施された前向きコホート研究で明らかになりました。
19.05.12
女性の1日あたりのコーヒー杯数の不妊治療成績への影響
人工授精を受けている女性で、1日に1〜5杯のコーヒーを飲む女性は飲まない女性に比べて妊娠、出産に至る確率が1.5倍高い一方で、体外受精や顕微授精を受けている女性ではコーヒーの摂取量と治療成績に関連が見られないことがデンマークで実施された研究で明らかになりました。
19.04.21
女性の睡眠パターンや勤務シフトと妊娠しやすさとの関係
夜間の睡眠障害の頻度が半分以上ある女性は睡眠障害がない女性に比べて、自然妊娠に至るまで長くかかったことが、アメリカの前向き研究の結果明らかになりました。
19.04.17
生活習慣・食事・サプリメント男性の妊娠させる力に影響を及ぼすもの男性不妊治療方法
男性不妊患者への抗酸化サプリメント -コクランレビュー
不妊治療クリニックに通院するカップルの男性不妊患者の抗酸化サプリメント摂取によってパートナーの出産率や妊娠率が向上するかもしれないという、これまでの研究で得られたデータを統合し、解析した結果がコクランレビューより発表されました。ただし、対象とした研究はいずれも規模が小さく、エビデンスレベルは低いとしています。
19.03.17
生活習慣・食事・サプリメント男性の妊娠させる力に影響を及ぼすもの
デスクワークが精子DNA断片化率に及ぼす影響
男性のデスクワークは精子DNA断片化率の上昇を招く可能性のあることがポーランドで実施された研究で明らかになりました。
19.03.10
父親の受精前後の葉酸レベルと胚の成長の関係
自然妊娠では受精前後の父親になる男性の赤血球中の葉酸濃度が高過ぎても、低過ぎても胚の成長曲線低下に関連し、妊娠前の葉酸摂取は女性だけでなく、男性においても重要であることを示唆する研究結果がオランダから発表されました。
19.02.17
食事パターンとART治療成績
治療前の「pro-fertility(エビデンスに基づいた)」食事パターンは、ART女性患者の良好な治療成績に関連し、よく推奨される地中海食はアメリカで不妊治療を受ける女性にとって必ずしも最も適切であるとは限らないことがアメリカで実施された研究で明らかになりました。
19.02.10
不妊症女性における血中メチル水銀とセレンの関係
不妊女性の血中セレン濃度は不妊症でない女性に比べて有意に低く、反対に、血中水銀濃度は高く、不妊症は高水銀濃度と低セレン濃度と関連しました。このことから魚食などから体内に取り込まれたメチル水銀は生殖機能にマイナスの影響を及ぼしますが、セレンはその影響を軽減する作用があることが示唆されました。
19.01.23
生活習慣・食事・サプリメント男性の妊娠させる力に影響を及ぼすもの
地中海食と精子の質
地中海食スコアが高い男性ほど精子濃度や総精子数が基準値を満たしていることがイタリアで実施された横断研究で明らかになりました。
18.12.24
妊娠中のビタミンD欠乏は出生児の統合失調症リスク因子になるかもしれない
ビタミンDが低値の新生児は統合失調症の発症リスクが高いことから、妊娠中のビタミンD欠乏は出生児の統合失調症リスク因子になる可能性があることがデンマークで実施された症例対症研究で明らかになりました。