カフェインの取りすぎで妊娠しにくくなる理由

妊孕性に影響する因子

2004年08月31日

時事通信 2004/08/31

1日に飲むコーヒーの量が多い女性ほど、排卵前の卵子を取りまく卵胞液中のテストステロン(男性ホルモン)濃度が低いことが、群馬県前橋市の横田産婦人科医院の横田院長らの研究で判明し、北海道旭川市で開かれる日本不妊学会で発表されます。

これまで多量のカフェインを摂取することで、流産する確率が高くなったり、妊娠しにくくなったりすることが分かっていましたが、その理由はわかっていませんでした。

この研究結果から、横田院長らは、「初期の卵成熟の過程にテストステロンが何らかの関与をしていると考えられる」としています。

コメント

これまでカフェインの摂り過ぎと不妊、流産との関係は多くの研究報告がなされており、カフェインの摂取により、流産する確率が高くなったり、妊娠しづらくなるのは明らかです。

ただし、すべては量の問題です。
目安としては、1日に1~2杯程度のコーヒーであれば、さほど影響は心配するほどのこともないようです。
無理して我慢することでストレスになることのないようしたいものです。

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