太陽の光を浴びることで体内で作られる"ビタミンD"が、男性の生殖能力に関係している可能性が明らかになったというものです。
ミルクや魚、卵などに豊富に含まれるビタミンD不足が男性不妊を招いているのではとして、子供を欲するカップルは、休日には日光浴にでかけることを勧めています。
研究は、ニューハンプシャーのダートマウスヒッチコックメディカルセンターの研究者によるもので、生殖能力とビタミンDの関係を研究し、これまでの動物実験では、ビタミンDが男性の生殖に関係しており、不足することで、精子の運動能力が低下することを確認しています。
今回の研究では、11名の正常な男性と20名に不妊男性の精液を調べ、ビタミンD受容体のレベルを調査しました。
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これまで精子の数に影響を及ぼす栄養素としては、ビタミンEやC、B群、亜鉛やセレン等のミネラル、アルギニン等のアミノ酸、運動率では、補酵素であるコエンザイムQ、アミノ酸のL-カルニチンなどが、確認されていました。
今回、発表されたビタミンDは、太陽の光を浴びることで体内で作られることから、スモッグの多い都会で住んでいる場合、仕事が夜勤の男性等は要注意でしょう。
意識的に太陽の光を浴びると良いかも知れません。