10年後には50歳代の妊娠も珍しくなくなる?

不妊改善・生殖医療関連

2004年10月30日

New kerala 2004/10/27

生殖医療の専門家は、生殖医療技術は急速に進んでおり、10年以内には、50歳代で健康な赤ちゃんを出産することが当たり前になるだろうと主張しています。さらに、遺伝子診断によって、がんを含むほとんどの重い遺伝病が子供に遺伝しないように、胚を選別することが出来るようになるとのこと。

ところが、そんな医師達も法規制が生殖医療の発展のペースを遅らせるだろうと嘆いています。
オーストラリアの不妊治療局のチーフエグゼクティブのドクターは、科学者が新たに生殖医療技術を活用すると倫理的な議論が必ず起こるが、高齢の女性への生殖医療の提供、遺伝子診断によって起こる倫理的ジレンマ、非配偶者間の胚や精子の提供がなされた場合に子供が自分の遺伝的な親を知る権利があるのかどうか等、さまざまな問題によって、既に調整機能が働いていると指摘しています。

そして、生殖技術によって何が可能になり、それによって何をもたらすのか、さらに、立法者が取り組まなければならないテーマな何なのか、それらの一般的な認識が大変重要であるとしています。

コメント

大変に難しい問題です。

生殖医療技術に限らず、技術の進歩を妨げることは不可能であることは歴史が証明するところです。
大切なのは、その技術をどんな目的で利用するかだと思うのですが。