アメリカで56歳の女性が双子を出産

不妊治療のリスク

2004年11月12日

時事通信 2004/11/10

アメリカのニューヨークの病院で9日、56歳の女性が帝王切開で双子の赤ちゃんを出産しました。男女の双子で、母子ともに健康状態は良好とのこと。これまで、アメリカ国内で双子を出産した女性の最高齢は57歳で、今回、出産した女性は57歳の誕生日の3日前の出産。

彼女は、独身なのですが、提供された卵子と以前の恋人の精子との体外受精による2つの胚を移植しました。

たいていの病院は、彼女のように50歳を超えた女性の不妊治療を受け付けることはありません。
なぜなら、アメリカ生殖学会の倫理委員会によって、閉経後の不妊治療は実施すべきでないとの方針を打ち出しているからです。

ところが、彼女の治療に携わった医師は、年齢ではなく患者の健康状態や患者を取り巻く環境によって判断すると言います。

コメント

若い女性から卵子の提供を受けることで、50歳以上は稀にしても、女性が40歳以上を超えても、妊娠、出産率はさほど低下しないということは、妊娠の条件としては、
卵子の質が全てと言っても過言ではないようです。