アメリカのシカゴの研究者は、20~34歳の新婚の女性に、1年間、もしくは、妊娠するまで、月経痛とストレスの関係を日記に記録してもらいました。
その結果、ストレスレベルが低い女性のうち、22%が月経痛を訴え、そこそこのストレスを感じる女性では、29%、強いストレスを受けている女性では、44%も月経痛を感じていました。
調査に携わった研究者は、ストレスをマネジメントすることで、月経痛が緩和できるのではないかと指摘しています。
コメント
月経前症候群や月経困難症とストレスの関係は、以前から指摘されているところで、仕事や生活でストレスを感じる時に生殖ホルモンの分泌の変動が重なると、症状がより強くなるとされています。
また、もともと、月経痛があると、それにより、ストレスを感じ、そのことがより症状を悪化させるという悪循環に陥っていることも考えられます。
いずれにしても、ストレスが、症状を悪化させている原因の一つであることは、間違いありません。