生殖医療専門誌「Human Reproduction」に掲載された調査研究は、副流煙が妊娠に及ぼす影響が明らかであることを証明しました。
225名の体外受精、顕微授精を受けている女性を、カップルがどちらもタバコを吸わないグループ、女性がタバコを吸うグループ、そして、同居人がタバコを吸うグループに分けて、それぞれの妊娠率を調べたところ、それぞれ、48%、19%、20%という結果でした。
同居人がタバコを吸うことによる副流煙は、本人がタバコを吸うのと同じレベルの影響を及ぼすこと、そして、どちらもタバコを吸わないカップルに比べて、どちらかがタバコを吸うカップルの妊娠率が約半分になることが判明しました。
コメント
タバコについては、周囲の人間が吸っていても、自分さえ吸わなければ、なんていう考えでは危険なようです。
それほどにこの副流煙の影響は大きいようで、なんでも、有害物質によっては、実際に吸う煙よりも、副流煙のほうに、多く含まれるものもあるようです。
※副流煙・受動喫煙の迷惑・煙害
妊娠を意識しているカップルは、二人ともに喫煙する必要があるということです。