調査では、101名の子宮筋腫があり、体外受精を予定している女性に、治療前に子宮筋腫核手術で筋腫を切除しました。
その結果、全く子宮筋腫のない女性のグループの体外受精の妊娠率と、同程度の妊娠率となりました。
研究者は、もしも、子宮筋腫が、妊娠に何らかの悪影響を及ぼしている場合には、適切な処置を施すことが必要であると述べています。
ただし、全ての子宮筋腫が悪影響を及ぼすわけではないとして、さらなる研究が必要だとしています。
コメント
子宮筋腫は、良性の腫瘍で、その大きさや場所は様々で、どの程度、妊娠の妨げになるのかもまた、一概には言えません。
一つの目安としては、月経過多や月経困難症、貧血、腰痛等の症状がある場合には、妊娠の妨げになっている可能性を疑う必要があるようです。
逆に、なんの自覚症状もないことも多く、そんな場合には不妊の原因になることは少ないと考えてよく、実際に、筋腫をもったまま。妊娠される方も大勢おられます。
★参考サイト
東府中病院医学講座「子宮筋腫」