研究に携ったイギリスとデンマークの大学の研究者は、研究の結果は、男性のストレスが、女性のそれに比べると、緩やかな影響ではあるが、治療の成績を悪化させることを示していると述べています。
調査は、これから不妊治療を始めようとしている818組のカップルにを対象に、不妊問題ストレス検査(the Fertility Problem Stress Inventory)を実施し、1年後に不妊治療の結果を確認しました。
約60%のカップルが妊娠していましたが、男性、女性双方のストレスレベルが、治療の成績に影響を及ぼしていました。
女性の苦痛が大きいカップルほど、妊娠に要する期間が長く、影響は女性のストレスがより大きいものの、夫の苦痛がより大きいカップルは、そうでないカップルが、平均より2周期妊娠に要しているのに比べて、平均よりも3周期妊娠に要していました。
コメント
治療の成績をより高めるために、女性だけでなく、男性の精神状態や夫婦関係へのケアも検討されるべきでしょう。