妊娠中にコーヒーを飲みすぎると流産や死産のリスクが高まる

生活習慣・食事・サプリメント

2005年11月16日

American Journal of Epidemiology

妊娠中に1日8杯上のコーヒーを飲む女性には流産や死産のリスクが高くなることが、オランダの大学の調査で明らかになりました。

ヘビーコーヒードリンカーの妊婦は、コーヒーを飲まない妊婦に比べて死産のリスクが2倍で、他の要因を排除しても、59%も死産のリスクが高かったとのことです。

調査に携った研究者は、妊婦は1日に飲むコーヒーは3杯までにするべきであるとしています。

調査は、妊娠16週の88482人の妊婦を対象にコーヒーについてのインタビューを実施したものです。インタビュー時には、お酒やタバコ等のコーヒー以外に要因になりえる生活習慣についても調査しました。

その結果、コーヒーを全く飲まないのは55.4%、1日に1杯半から3杯飲むと答えたのは31.4%、同様に、3杯以上は13%、8杯以上が3.4%でした。

その他の要因を排除するようにデータを調整した結果、1日に1杯半から3杯飲む妊婦では、流産や死産のリスクが3%高まり、4杯から7杯飲む妊婦では33%、8杯以上では59%も高くなることが判明しました。

紅茶やコーヒーとの関連性が見出せなかったことから、流産や死産のリスクが増加する要因としては、カフェインではなく、コーヒーに含まれる化学化合物が疑わしいとしながらも、さらなる調査が必要であるとしています。

コメント

1日に7杯も8杯もコーヒーを飲むというのは、ちょっと、飲みすぎですね。
記事中でも触れているように、全く飲むな、ということではなく、1日に3杯以下にしましょうとアドバイスしています。

コーヒーが好きな人でも、1日に3杯までであれば、大丈夫でしょうね。

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