研究に携わった研究者は、葉酸は胚の生存力を高めるためで、葉酸がなければ胚が生き延びることが出来ないと指摘しています。
ただし、妊娠率を高めることはないとしています。
研究チームは、体外受精を受けている602名の女性の葉酸の摂取量を、アンケートによって聞き取り 調査しました。
その結果、ほとんどの女性は葉酸のサプリメントを摂取しており、葉酸の摂取量が多いほど、双子を妊娠しやすいことが判明しました。
このことから、推奨された摂取量にとどめることで、体外受精での多胎リスクを低下させるのではないかとしています。
コメント
葉酸は、胎児の先天性異常を予防することから、妊娠を意識した時から、妊娠12週まで、1日に400マイクログラムを、サプリメントによる摂取が推奨されています。
多胎のリスクは、決して、葉酸の摂取量だけで決まるものではありませんが、体外受精を受ける際には、1日に400マイクログラム摂取し、過度な摂取は控えたほうが良さそうです。