Keck School of Medicine at University of Southern Californiaの研究チームは、3年間に渡る調査で、大気の汚染度合いは、肺だけでなく、男性の生殖能力への影響を及ぼす可能性があることを明らかにしました。
研究チームは、ロサンジェルス在住の50名の男性の精液サンプルを分析しましたところ、大気汚染の度合いが高い地域に住む男性ほど、精子の数が少なかったとのこと。
また、オゾン濃度が高い地域ほど精子数も少なかったようです。
この調査結果について、不妊治療医は、大気が汚染されている地域に住むことが、すなわち、男性不妊の原因になることはないので、過度に心配する必要はないとしながら、空気中の汚染度は、精子数減少の要因の1つと考えられるとしています。
コメント
精子をつくる機能に何の問題がなくても、男性の精子は、さまざまな要因で変動するようです。
このことは、生活習慣等を見直すことで、精子数や運動率が向上する可能性があるということですね。