発表によりますと、早産児は50万人で1980年代に比べて、30%も増加したとのこと。
IOMはその原因の究明が必要であるとしながらも、不妊治療による多胎妊娠が早産の増加の原因の1つではないかとして、早産児の10%は不妊治療を受けていること、人間の子宮は複数の胎児を臨月まで育てるようには出来ていないと、それぞれ、専門家が指摘しています。
早産児は新生児の死因のトップであるだけでなく、さまざまな健康のリスクを抱えることになります。
このことから、不妊治療においては、早産率が高まる多胎妊娠を減らす努力が必要であると勧告しています。
例えば、安易な排卵誘発剤の使用、さらには、 体外受精時の胚の移植数を1個にすること等が挙げられています。
コメント
早産とは、妊娠22週以降、37週未満の分娩のことで、未熟児になるリスクが高くなります。
日本では20人に1人の割合とされていますが、やはり、増加傾向ではあるようです。