女性の排卵期の兆候は外見にもあらわれる

妊孕性に影響する因子

2006年10月11日

REUTERS(the journal Hormones and Behavior)

妊娠しやすい時期の女性は、目を引くような服装やアクセサリーをつける傾向があると、アメリカのUCLAの研究チームが実施した調査で明らかになったと発表しました。

専門誌に発表された研究結果によりますと、排卵期の女性は、パンツよりもスカートをはいたり、肌の露出が大きくなって、総じて、ファッショナブルになるなだそうです。

そして、ことことは、他の動物とは異なり、人間の女性は、妊娠しやすい状態にあることを外見からは分からないという、これまでの定説を覆す可能性があるとしています。

実験は、30人の女子学生を対象に、本人には、実験の内容を知らせずに、排卵期とそうでない時期の写真を撮影し、別の42人の男女にその写真をみせて、より魅力的にみえる写真を選んでもらったところ、60%は排卵期の写真を選んだというのです。

実験を実施した研究者は、排卵期に、特別、着飾ったり、セクシーで挑発的なファッションをしているわけではなく、少しおしゃれになったり、アクセサリが増えりする程度の微妙ではあるけれども、確かに、違いが認められるとしています。

コメント

排卵期に、独特の体臭を発したり、体の色が変化したりする動物とは違い、人間の場合は、特に、変化がないことから、毎日、基礎体温を計ったり、薬局で、排卵日検査薬を買って、排卵日を知る努力をするのが一般的です。

逆に、予期せぬ妊娠が多いのも、妊娠しやすい時期であるかどうかが、なかなか分からないからと考えられています。

ところが、生殖ホルモンの変化は、女性には、無意識に感じているのかもしれません。

であれば、頭で排卵期をさがすよりも、体で感じるほうが、より確実であると言えるのかもしおれませんね。

興味深い研究報告です。

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