美容師の職場環境が不妊に及ぼす影響は認められない

妊孕性に影響する因子

2006年11月25日

Human Reproduction 2006 21(12):3122-3126

美容師として働いているからといって、特に不妊症になるリスクが高まることは認められませんでした。

デンマーク労働省の職業保健所(Natinal Institute of Occupational Health)の研究チームは、20~44才のデンマークの女性で、不妊治療で病院にかかっている割合を、人口全体と 美容師として登録されて実際に働いている女性で、5年間に渡って、 比較しました。

コメント

職場の環境が妊孕性(妊娠する力)に及ぼす影響はたびたび指摘されるところですが、美容師がその仕事を通じて触れることになるさまざまな化学物質の影響が、以前から懸念されていました。

今年の初めにスウェーデンの調査(Human Reproduction 2006 VOL.21 P1279-1284)で、美容師は不妊になるリスクが高くなる可能性があるとの研究結果が発表されたりしていました。

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