1,231人の妊婦のビタミンEの2つのフォームの血中濃度を、妊娠中に2回測定したところ、アルファトコフェロールの血中濃度が高い妊婦ほど、出産した赤ちゃんの体重が大きい傾向が確認されたということです。
また、アルファトコフェロールの血中濃度が高い妊婦は、そうでない妊婦に比べて、平均を下回る体重の赤ちゃんを出産する確率が3倍も低いことも明らかになりました。
研究チームは、ビタミンEが血流をよくすることによって、胎児への酸素や栄養成分の供給がスムーズにしたのではないかと推測しています。
コメント
妊娠前や妊娠中のビタミンEは胎児の成長に大きく関与しているようです。
研究チームは、妊娠前や妊娠中に、マルチビタミンミネラルのサプリメントの摂取を推奨していますが、その上に、さらに、ビタミンEのサプリメントを摂取する必要があるのかどうかは、分らないと付け加えています。