卵子の提供を受けて体外受精を受けた女性を、肥満度の指標であるBMI(体格指数)が、20以下、20~24.9、25~29.9、30以上の4つのグループに分けて、グループ間の体外受精の成績を比較しました。
その結果、妊娠率には大きな違いはみられなかったものの、肥満とされるBMIが25以上のグループは、25以下のグループに比べて、妊娠の継続率が低かったことが分かりました。
これのよって、研究チームは、肥満は卵巣の機能以外にも妊孕性を低下させるとして、子宮内膜の状態への影響を考慮すべきであるとしています。
コメント
太りすぎは、ホルモンのバランスを悪化させ、卵巣の機能を低下させることで、妊孕性を低下させることがあるとされていました。
今回の研究は、子宮内膜の状態にも影響を及ぼし、妊娠の継続環境にもマイナスに働く可能性があるようです。