試験は420組の夫婦を対象に、連続したフーナーテスト(性交後試験)や精子の頸管粘液通過試験を実施することで、妊娠可能な期間を測定しました。
妊娠可能な期間は、粘液中で精子の活動が可能になった日をスタート、排卵日を最終日としました。
その結果、測定できた212組の夫婦では、妊娠可能日の日数は1日から5日間まで異なることが判明しました。
また、受精の確率は妊娠可能日の日数が長い夫婦ほど高くなることも確認されました。
研究者は、妊娠可能日の日数の長さが、1年間に自然妊娠できるかどうかを決定する要因であると指摘しています。
コメント
一般的には妊娠する可能性の高い日は、排卵の5日くらい前から排卵日までとされていますが、それは、必ずしも、全ての夫婦に当てはまるわけではないようです。
ということは、"その日"を、予め、予測することは本当に困難なわけで、妊娠の確率を高めるためには、排卵前から出来るだけ多くの夫婦生活をもつことが最も確実な方法であると言えます。