[記事そのまま]
少子化対策として不妊治療費の負担軽減が必要と指摘する声も43.8%に上った。
出産数の過半数を占める30代女性の間で、不妊治療に抵抗感が薄れ、期待が大きいことがわかった。
調査は06年の合計特殊出生率が1.32と、6年ぶりに回復したことをきっかけに実施した。
妻の受診率13.8%に対し、「夫が受けていた」と回答したのは3.5%だった。
不妊治療を受けた回答者のうち、勤務先企業や自治体の助成制度を利用したのは15.1%にとどまった。
コメント
2006年に出産した30代の女性に限定すれば、だいたい、7人か、8人に1人は不妊治療を受けてお子さんを授かった計算になります。
おそらく、40代で出産された女性を対象にすれば、その割合はもっと高くなるでしょうし、お子さんを望んでいる30代女性を対象にしても、おそらく、その割合はもっと高くなるのではないでしょうか。
不妊に悩みはそうそう誰かれなしに相談できるようものではありませんし、不妊治療を受けていることは、限られた人にしか打ち明けていないという方が多いことを考えあわせると、不妊に悩む夫婦、そして、不妊治療を受けている夫婦は、私たちが想像している以上に多く、また、その割合は誰も認識していないままに、どんどん、高くなっているのでしょう。
不妊に悩むこと、不妊治療を受けることは全く特別なことではないということです。