試験は妊娠中の女性29人を対象に実施され、被験者のうち14人には、毎日、DHAを300mg含むシリアル機能性食品を食べてもらい(週の5回)、15人にはDHAを含まないシリアル食品を、妊娠24週から出産に至るまで、食べてもらいました。
そして、生まれた子どもが生後9ヶ月になった時点で、The Infant Planning Test や Fagan Testを実施したところ、母親が妊娠中にDHA入りの機能性食品を食べていた子どものほうが、母親が妊娠中に、DHAが入っていない食品を食べていた子どもよりも、問題解決能力が高いことが確認されました。
ただし、知能においては差は見られなかったとのことです。
コメント
DHAは主に魚油に豊富です。
妊娠中にDHA等のオメガ3脂肪酸を摂取することで、子どもの脳の発育を促進し、母親の産後のうつの予防になることは、これまでの多くの研究報告から確かめられていました。今回は、子どもの問題解決能力が高くなることが分かったようです。