London's Royal Veterinary College のStephanie Bayol博士とNeil Stickland博士らのチームは、妊娠、授乳期間を通じて、ラットを2つのグループにわけ、一方には、 通常の食事だけを与え、もう一方には、通常の食事に加えて、ビスケットやマシュマロ、ドーナツ、チョコレートマフィン、バターピーナッツ、ポテトチップス等を与えました。
そして、出産した後、10週間にわたり、子のラットの食生活を観察しました。
全ての子どもはジャンクフードを好きなだけ食べることが出来るようにしたところ、妊娠授乳期にジャンクフードを食べた母親の子は、通常の食事をした母親の子に比べて、よりジャンクフードを好んでたくさん食べることで肥満になる傾向が確認されました。
このことから、母親の妊娠授乳期の食生活の傾向は子に受け継がれるとして、妊娠授乳期には、バランスのとれた正しい食生活を送るべきであるとしています。
コメント
最近、食育ということで、小学校などで、バランスのとれた食生活を送ることを教えているようですが、この研究報告が人間にも当てはまるのであれば、母親の妊娠中から食育が始まっているわけで、小学生になってからでは、"時すでに遅し"といえなくもありません。