研究は、Norweigian Mother and Child Cohort Studyの被験者で、1999年から2005年の間の26,303の妊娠例を対象に、母親と父親の身長と体重、そして、妊娠する前に要した時間について、アンケート調査を実施しました。
妊娠までに要した期間が1年以上、もしくは、不妊治療を受けたカップルを不妊とみなしました。
その結果、 父親のBMI(体格指数)を8つのカテゴリーに分けて、母親のBMIや性交頻度、年齢、母親と父親の喫煙習慣の有無など、妊孕性を左右する要因の影響を排除した結果、父親のBMIが大きいグループほど、不妊が増加する傾向が確認されました。
このことから、男性の肥満は不妊を招く可能性が高くなると結論づけています。
コメント
男性の肥満は男性ホルモンや女性ホルモンレベルに影響を及ぼすことから、精液の質を低下させ、不妊を招きやすくなると考えられていますが、今回発表された研究報告ではそのことを検証したようです。
男性女性ともに、体重は妊娠する力に影響を及ぼすようです。