デンマークで1984年から1987年に妊娠した母親から生まれた5,109人の男児を被験者として実施された、a Denish pregnancy cohort のデータから、328人の男性の精液や血液検査の結果と母親のBMI(体格指数)との関連を調査しました。そのうち、34人の男性の母親は痩せすぎで、25人の男性の母親は肥満でした。
その結果、母親のBMIが高いほど低下するホルモン(インヒビンB)値のレベルが、精子の濃度や精液量、運動率、男性ホルモン、FSHに影響し、母親が肥満の男性の生殖能力を低下させていました。
コメント
母親の健康状態は子どもにさまざまな影響を及ぼすことは間違いありません。
今回の研究報告では、母親の肥満が男児の生殖能力を低下させることを示唆するもののようですが、さらに規模の大きい試験が必要であるとしています。