そして、今後、エビデンスに基づいた診断や治療をさらにすすめること、また、これまでの研究史や原因、長期間にわたる症状、障害の予防の取り組むことが重要であるとしています。
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PCOSはさまざまな症状を呈します。
排卵障害や無排卵、そして、それに伴う不妊、また、多毛、ニキビ、肥満、そして、代謝異常等もみられることがあります。
そして、卵巣をエコーでみると、排卵できなかった小さな卵胞が連なっているネックレスサインが確認できます。
今年の4月の日本産婦人科学会が定めたPCOSの新しい診断基準は、
・月経異常の症状がある。
・卵巣に多数の小さな卵胞が確認される。
・血液中の男性ホルモンか黄体ホルモンの値が高い。
上記に3つを満たすこととしています。
ただ、2003年に定められた海外の基準はやや異なっていて、
・月経不順または無排卵
・アンドロゲン(男性ホルモン)高値
・両側の卵巣嚢の数が増大
上記のうち2つ以上を満たす場合としています。