1994年から2006年のあいだに、両親や兄弟に1型糖尿病患者がいる遺伝的傾向をもっているとみなされた、1,770人の子どもの食生活を調査しました。
その結果、被験者のうち58人の子どもが1型糖尿病を発症しましたが、オメガ3脂肪酸を豊富に摂取している子どもは1型糖尿病を発症するリスクは55%低かったといいます。
コメント
1型糖尿病は免疫が誤って、インスリンをつくるすい臓の細胞を破壊してしまう病気です。遺伝によるものとされていますが、発症するかどうかは環境要因によるとされています。
今回の研究報告は環境要因の1つにオメガ3脂肪酸があることを確かめたものです。