アムステルダムのVU University Medical Center の研究チームは、8~18歳の体外受精出生児(1人子妊娠)233名と、同年代の自然妊娠で出生した子どもの身体の組成を調べました。
母親のお腹にいる期間は体外受精児のほうが短く、出生児の体重は体外受精児のほうが、自然妊娠出生児のそれを大きく下回っていましたが、8~18歳の時点では、体外受精出生児のほうが体脂肪が多いことが分かりました。
ただし、骨格や骨中のミネラル組成等に違いはみられませんでした。
コメント
現代は子どもの世界でも、カロリーの過剰摂取と運動不足が原因で肥満が急増しています。
何らかの理由で、体外受精出生児は脂肪がつきやすい傾向があるとしても、子どもの体重を決定するのは、生まれてからの食生活や生活習慣によるところのほうが大きいのではないでしょうか。